RAYS VMF C-01 19インチ  

車検対応ツライチについて、誤解されている方が多いと見受けましたので、正しい知識を広めるため投稿させて頂きます。

「車軸中心を含む鉛直面と車軸中心をとおりそれぞれ前方30度及び後方50度に交わる2平面によりはさまれる走行装置の回転部分（ホイールやホイールキャップ等）が当該部分の直上の車体（フェンダー等）より車両の外側方向に突出していないこと」、つまり写真の様に前30ﾟ後ろ50ﾟの黄色網掛け部分がフェンダーより出てはいけません。　昔の様に「5円玉をくくった糸をフェンダーの真上から垂らして当たらない」だけではないのです。　但しタイヤは10㎜以内のはみ出しはOKです。
VMF C-01の場合、リム部よりもディスク面(スポーク？)が2～3㎜はみ出しているため、小生はキャンバーを少し寝かせてフェンダーから出ないようにしています。
また、純正サスがNGでもシャコ短してたらギリOKと言われる理由は、車高調などで車高を低くすればサスペンションの構造上少しホイールが寝るためです。

400Rはフロントよりリアの方が余裕がないので、純正ホイール（8.5J+50）より＋17～18㎜が限界です。　９.5J+45で計算上は＋17.7㎜です。　NISMOのLMGT4は9J+39で＋17.35㎜です。

フロントはリアに比べて+3～5㎜の余裕があります。　ドノーマルで純正ホイールでツライチにする場合、スペーサー（ワイトレ）はフロント＋20㎜リア＋15㎜が適正です。　但し＋15㎜のスペーサーはハブボルトがホイールに当たるので（純正ホイールの逃げが少なすぎて当たります）、ホイール又はハブボルトに加工が必要です。

タイヤについては、リムガード等がホイール（リム部）より出ているものを例外的に認めるために10㎜以内はOKになっています。

以上のことから、小生のVMF C-01の場合、
フロント8.5J＋38プラス5㎜スペーサー
リア9.5J+45
でキャンバーを2ﾟ弱寝かせて対応しています。

ちなみに陸運局で車検を通す場合、小生は見たことがないのですが、デカい分度器みたいな専用検具ではみ出しを確認するみたいです。

2025年6月3日追記
なかしんさんのブログに詳しく書かれていますので、リンク張っておきます。

https://ameblo.jp/3dcadcae/entry-12903789089.html