
われは湖(うみ)の子 さすらいの
旅にしあれば しみじみと
静かに水をたたえた湖。それは海や川での躍動的な姿とは異なり、水が静謐にある場所です。その何を隠しているのかわからぬ神秘さと奥深さで、見る人をじっと引き付けずにはおれません。
まぁかなり大げさなイントロですが、湖国に育ったこともあり私にとって湖は心落ち着く場所であります。すぐやめるかもしれませんが(笑)、思い立ったら気の向くままに湖の記録を時々、いくつか。
最近少々現実時間とブログのアップ時間がずれているのですが(汗)、これも先日行ったところになります、名栗湖(有間ダム)です。え?せっかくの湖シリーズなのにいきなり人造湖はないだろう、って?いいんです、とりあえず水さえ溜まってればもう何だって。第一その方がネタ多いし、マニアも多いし(笑)。
ここに行ったきっかけは、このブラックバス捕獲体験ツアーです。
お世話になったのはこの名栗湖ほとりにあるNPO法人「名栗カヌー工房」のみなさん。このカヌー工房では、江戸時代から有名なここ名栗の木材「西川材」を使用して、手作りのカナディアンカヌー作りの指導などをやっています。2人乗りのミニクルーザーなんてのも展示してありました。レンタルカヌーもあります。
ブラックバスはご存知の通り特定外来生物に指定されその放流等は禁止されていますが、減っているとはとても言えない状況。このツアーでは、キャッチ&リリースならぬキャッチ&イートで、刺し網でバスを捕らえて食べてしまいましょう、生態系のバランスの問題も考えてみましょう、という感じのツアーであります。ちなみに刺し網は漁業法により使用するのは許可が必要なので、その点でも貴重な体験です。
ということでカヌーに乗り湖に繰り出します。捕獲…というお仕事なんですが、カヌーが気持ちいい…。思わずパドルを漕ぐ手にも力が入ります。岸の石や木に端を固定して、刺し網を仕掛けます、仕掛けます、仕掛けます、…。で午前中終了。
あれ?まだバス獲ってませんが、お昼はどうするんでしょうか?ご心配なく、ちゃんと事前に獲ったものがありました(笑)
バスは生臭いというのが定評ですが、しっかり皮を落として調理したものは白身であっさりした味で意外にいけます。ムニエルやフライで味をしっかり付けたものがいいですね。
お腹もくちたところで、網の回収に。全部で20匹余りをゲットしました。フナもかかってましたが、こちらはリリース。
取ったどー!
全部駆除するというのは難しいようですが、それでも少しずつ行動することは大切と思いました。バスフィッシングが好きな人ともうまく共存して活動できないですかね。釣った魚体重で買い取るとか?
湖というよりバスの話になってしまい急いで話を戻しますが、ここ名栗湖は主に水道用水や洪水調節を目的としたダムです。よくあるコンクリートダムではなくロックフィルという岩を積み上げた形式だそうで、ダム上部(クルマも通行できます)から下流方向を見渡すと、ダムに雑草が生えまくり、山や谷の景色と一体化しています(笑)。
ダムの傾斜が緩いこともあり、素朴な湖でした。
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2008/10/11 01:48:30