ブラコン日記８

引越してからお兄ちゃんから連絡が一回も来なかった。



私も手紙を送ろうとしたんだけど、送ったら会いたくなっちゃうから送らなかった。


お兄ちゃんも多分一緒だったと思うけど…
どうなんでしょうか?;




私が中学卒業式の日の夜、
携帯に知らない番号がかかってきた。


恐る恐るでると、ばんび兄ちゃんでした^^


「もしもし～?ゆずめちゃん～?」
「ばんび兄ちゃん！久しぶり知らない番号だから誰かと思ったw」
「ほ～ら、シロお兄ちゃん変わってあげなさいｗ」
「…!?へ？」
「待っててね^^すぐシロお兄ちゃんが…」


「……もしもし…?」
「シロお兄ちゃん……?」



「…ゆ、ゆずめ？」
「……だったらなんだお///」
「……なんか声が大人っぽ///」
「……へ？///」
「……卒業おめでと!///」

ﾌﾟﾁｯ
ﾂｰﾂｰﾂｰ


「あれ…;切れちゃった;」



お兄ちゃん～…
もっとお喋りしたかったよ～;ω;




そのあとはお母さんから大事なお話。


離婚してごめんねってこと。
そして、なんでお兄ちゃんと私が離ればなれになった理由を教えてくれた。

あのお正月の日、お兄ちゃん二人には離婚をするって話したんだって。


そこで兄弟が離ればなれにならない方向もあったんだけど、シロお兄ちゃんは、


「お父さんがゆずめに手を出したりしたら困るから、俺はお父さんを見張る。お父さんがすぐ殴ったりする癖を直さないと。それに、ゆずめは女の子だし、年頃になったら俺なんて必要なくなるから。ゆずめのことはお母さんに頼んだ。」


って言ったらしいんだ。



本当ゆずめは頼りなくて仕方なかった;ω;



お兄ちゃんごめんね
……本当ありがとう



高校に入り、団地の行事もよく出るようになった。


いつも下の階の人が出席してなくて、どんな人が住んでるかも知らなかったｗ



来年は順番で組長さんなのに…;


「下の人が来月来ないと、ゆずめちゃん組長だねｗｗｗ」







ちょ………うは………



下の人に怨みを持ちながら
毎日毎日ドスンドスン歩いてみた。後悔はしてないｗ



そのかいあって
来月に下の階の人が来たｗｗｗ






下の階の人が団地の行事に来はじめてから、異様な車が一台止まっていた。



……後半へ続く´∀｀
(キートン風に)