ラウドネスのドラマー樋口宗孝さんが11月30日、肝細胞がんのため死去しました。享年49歳。中学2年の時にロックに目覚め、ハードロック・ヘヴィーメタルといえば洋楽だった中デビューしたラウドネスは衝撃的でした。高校でバンドを組むときギター弾きばかりが集まり、「これじゃーバンドにならん!」とドラムスを引き受けたのは、俺は樋口宗孝になる!と思ったからです。「ドラム」は、バンドの奥で座ってしかもタイコやシンバルが前に並び影に隠れていますので、少しでも存在感をアピールするため派手なセットを組んだり(バスドラムを2以上つけたりとか)、派手なパフォーマンスをしたり(モトリークルーのトミー・リーはドラムセットごと宙に浮いたり、グルグル回ったり・・・)しますが、樋口さんは生涯ワンバスを貫き、ライブで顔はチラチラしか見えなくてもそのドラムプレイだけで凄い存在感を示していました。「ラウドネス」はメンバーチェンジを繰り返し、樋口さんも脱退していろんなバンドを組んだり、プロデューサーをしたりしてましたが、オリジナルメンバーで再(?)結成して行われたライブをテレビで見て、依然と変わらぬプレイに心躍り、懐かしさと頼もしさを感じていました。ご遺族やバンドのメンバーに対し、心よりご冥福をお祈りします。