あけまして3日目、今日で正月三が日が終りとなりますが
今年のお正月はみなさんにとってはどんな感じだったでしょうか??
自分は大晦日に洗車をして正月期間中の買い物やイベント行事などは
家族の車での移動だったので愛車は車庫の中で3日間寝正月状態。
そろそろ動かしてあげないと...。
さてさて連日長文に渡って記載しておりますが今日も続きを書こうと思います。
次期愛車となる車(コペン)の下見から仮契約、その後...。
仮契約をしてからの翌日、もう1度ショップに出向き納車までの段取りと
手続きやらを済ませてきました。
納車までの流れは早く、期間もナンバーを取得してきたり整備したりで
幸い平日期間ということもあり陸運局も開いている都合でなんだかんだで
4日ほどでもう乗れますよとのことでした。
このときに改めてコペンについて店長と話していたのですがこのコペン、
実は店長が足代わりに使おうとして自動車オークションで仕入れてきた車両で
たまたま仕入れてきた日に某大手中古車サイトの営業マンが別の車を掲載すべく
ショップを訪れていて、帰り際にコペンの写真を撮っていったそうです。
コペンを撮っていってたのは店長も知っていたということでしたがまさかそのまま
掲載する流れ出相談がくるとは思ってなかったらしく、ただ営業マンもすごく一押しして
悩んだ結果に本来の仕事は車を販売することということでなかば営業マンに
押される形で最終的には店長が折れる方向で掲載許可を出してしまったんだとか。
その当日の午前にコペンが店に到着、昼頃に営業マンが写真を撮っていき、
その日の午後15:00頃にネットに新規登録者として掲載。
それから1時間後の午後16:00頃に自分がネットで発見!! そ16:30頃、車両見学。
それから契約して本日に至るということでした。
なので後日談で明らかになったこととしてこの仕入れから契約までのスピード展開、
そして自分の通勤の足用に仕入れてきたコペンが営業マンの計らいにより
売り物になってさらに即売却となってしまったこと。
私が近場でこのような豪華装備かつ状態の良い車両が見つかって
驚いていた以上に内心は店長が一番、驚いていたという話を聞きました。
「これ、実は自分で乗ろうと思って仕入れてきたんですよ~。」
「まぁ契約されちゃったんでまた他に足を探してこないとあかんですわねぇ~。」
こんな感じでとても気さくな店長で下見から納車まで対応よくしていただきました。
この場をかりてお世話になりましたとともにありがとうございました!!
そんなこんなで5月末、無事に納車となったわけです。
ちなみにセリカですがこのときはまだまだ未練たらったらでパーツの取り外しは
5月中旬過ぎにはある程度、目途がついていたものの旅支度を終えた車両自体は
事故前と変わらずいつものように自宅の車庫で深い眠りについていました。
軽トラで通勤してるときもたまに帰ってきては眺めてみたり、運転席に座って
いろいろと思い出に浸ってみたり...。
なんかセリカの運転席が妙に心地良く落ち着いた。
純正シートに戻ったけどこんなに座り心地よかったっけ...。しみじみ…。
しかしながらもう旅立ちの準備も済んでますし、家族からもそろそろ車庫を
空けてくれといった要望も日に日に出てきていましたので実際のところ、
セリカの処分もそろそろ考えなければいけない。
最初の予定としてはもう取り外す物は外したのであとはよく中古車情報誌の
広告欄に掲載がある事故車両でも買い取りますとか不動車でも○万円から
買い取りますとかそういう業者に出そうかなと考えていましてそちらにも数件
問い合わす予定でした。
しかし今回、コペンの契約が決まったのでそこのショップの店長にセリカの件を
相談したところ調度、自分が問い合わす予定の買取業者とのつながりが
あるということでしたのでこれは一石二鳥ということでお願いすることにしました。
よって流れとしてはコペンを積載車にて自宅まで配送、コペンを降ろした積載車に
セリカを載せてそのまま引き取りという流れになりました。
それからあっという間に4日が経ち、納車日当日。
仕事を終えて帰宅すると調度、ショップから電話がかかってきました。
「これからそちらに向かいますのでまた近くに差し掛かったらかけ直します。」
電話を切ってからしばらくするとコペンを積んだ積載車が自宅から見えたので
再びかかってきた電話で場所を誘導して無事到着。
ドライバーさんが積載車の上のコペンに乗車してゆっくりとコペンを陸に降ろす。
コペンが我が家の大地(敷地)を踏みしめた瞬間だった。
その流れでドライバーさんが次は慣れた手つきで事故後、約1ヵ月半車庫で
休んでいたセリカに積載車の荷台からロープを引っ張ってきてセリカに装着させる。

いよいよ別れがせまってきた、今までありがとうセリカ。

車庫のシャッターを開けて徐々にこれで最後なんだなと実感させられる。
その後、積載車側の操作によりロープがゆっくりと巻き取られセリカが
ひさしぶりにジワリジワリと大きくまた重いその体を車庫から外へと
この別れを惜しむかのようにゆっくりとゆっくりと動き出した。
その姿はエアロパーツも失い、純正パーツだけとなり、さらに大きな傷を負って
とても寂しく、痛々しい姿ではあったけどオーナーである自分にとっては
そんな姿でもとてもカッコよく感じた。

車庫から出てひさしぶりに日の光を浴びたセリカ。

その別れをコペンも見守る。なんだか哀愁が漂う1枚。
積載車のスロープ部分が折りたたまれて無事にセリカが収まり移動準備完了。
ドライバーさんにこの前の仮契約時に支払った金額の差額分である
残りの車両代金、事務手数料などの金額を支払って最後の確認書類にサイン。
領収書をいただいて最後の確認としてセリカの廃車手続きの際の
最後の移動が終えたらセリカの唯一外さなかったパーツであるステアリングを
取り外してもらうことを伝えて納車手続き完了となりました。
その後、積載車の空いたところにセリカの車内に載せられなかった大きなパーツ類、
純正フロントフェンダー左右、ST202前期バンパー、ST202純正ボンネットを
ドライバーさんと一緒に積んでこれで本当に準備完了。
ドライバーさんにお世話になりましたとお礼を伝えてドライバーさんが積載車に乗り込む...。
いよいよ別れのときです。
周りにはいつの間にか家の中から母と妹が出てきてました。
ご近所さんも出てきてたっけ。
いよいよ旅立ちのとき。
荷台に収まっているセリカの写真を妹と何枚かとってそれからドライバーさんに
再度、お礼をしてドライバーさんが頭を下げたと同時に車は動き出し、
セリカは旅立っていきました。
...。
壊れるまでは乗る!!、自分が最後のオーナーでありたい...。
このセリカのドライバーとして決意していた気持ちは最後まで成し遂げることができた。
ただ、事故ということのからの大きな故障でとても良い結果、良い別れではなかったけれど
自分も相手の方も幸いにも無傷で済んだ。
これは事故である以上はドライバーとしてはお互いに良いものではなかったけれど
不幸中の幸いだった。
セリカが自分自身を犠牲にして守ってくれたのかなとも思う。
...。
この車を購入したときは病気で亡くした父も祖父も祖母も健在で父とは当時、
無理行ってちょっと遠いショップだったけど父の運転で高速に乗ってセリカを見に行って
セリカ購入後はまだ車の知識がない自分にアドバイスしてくれつつ、DIYでは
ハイマウントウイングを一緒に取り付けたりしたなぁ。
祖父と祖母も病院や寄り合いなどセリカで乗せてったときあったっけ。
「お前の車は降りるときが辛いで今度は軽トラで頼むわ」なんて言われたなぁ。
セリカ購入時は弟もまだ高校生だったからバイトの送り迎えして弟から中の
追加イルミの件で「俺も車、買ったら光り物やってみたいな」とか話してたっけ。
それ以外にも前の職場の仲間と納車後すぐにセリカ4人フル乗車で山に登り
杉林に落ちかけた思い出や自分のミスでエアロを割ってしまったときの思い出...。
クリスマスの夜のサプライズ事件など。
このセリカで過ごした10年間、DIYした思い出は数え切れないけど
それ以外の車とのふれあい以外の車を通しての人とのふれ合いもたくさんあった。
オーナーである自分がインドアかつ人見知りなのもあってオフ会とかイベントこそ
セリカとは共にしてないけど、セリカオーナーズクラブの掲示板、みんカラ、
ネットオークションで交流させていただいた方には大変お世話になった。
みんなこんなド素人相手に親切に接してくれて今でもとても感謝してます。
ときにはずうずうしい内容の書き込み、失礼な書き込みもあったかと思いますが
親切にアドバイスしていただいたり、意見してもらって感謝しきれません。
無知ゆえに失敗、恥をかいたことも多々あったけどそうやってセリカを通して
車は単なる移動手段と思っていた自分の車への考え方が180度変わり、
自動車というカテゴリの奥深さを教わりました。
これもこんな自分とセリカに付き合ってくれたみなさんのおかげです。
ありがとうございました。
本当に好きな車だったので語り出すと止まらなくなります。
今は年もあけて2014年になり、セリカと別れてから半年以上経ちますが
いまだにST20系セリカを見るといろんな感情と思い出が湧いてきます。
ST20系セリカオーナー様も年々減少していっているみたいですし、
昨年には今までお世話になっていたセリカオーナーズクラブのサイトも閉鎖となりました。
これはまた寂しいですが、今オーナーの方はどうか大事にしてあげてください。
丸目4灯、グラマラスなボディライン、ST205に至ってはこれでもかというぐらいの
穴だらけの戦闘機のようなスタイル、フロントからサイド、そしてリアのハッチ後部まで
流れるような流麗なデザインのセリカ。
大柄のボディで見た目マッスルで力強い印象の中、流れるようなラインで
しなやかさも兼ね備えている。
決して速くはないけどスポーティーカーとしてハイスペックな車より扱いやすく、
走りを楽しませてくれるセリカ。
パッケージングがFFと4WDで全気候で乗れるのはありがたかった。
それでもってスペシャリティカーでオシャレでデートカーとしても
硬派スポーツカーとは違い、ゆったりと2人だけの時間を過ごせる車。
ハッチバックなので荷物もたくさん積めるし、4シーターなので緊急時にも
最低限の役割は果たす。
こんなスタイリッシュで実用性も兼ねて手ごろに購入できる2ドアクーペは
もう出てこないだろうなぁ。
自分は本当にセリカと出会えてよかったと思う。
これからはこのセリカで学んだことを活かしてこの先、どれだけ車に乗れるか
わからないけど残りのカーライフを楽しんでいきたいと思います。
セリカの思いについてはまた時間があるときにでも写真を踏まえて
書いてみようかと思ってます。
なんといってもさっきフォルダを確認したら画像(DIY記録や記念写真)だけでも
この10年間で1000枚以上はありそう。動画も何本かあるし…。
フォトギャラにするだけでも編集が大変だ。
せっかくの思い出なのでなんとか写真を厳選し、編集して掲載したいとは
考えていますが時間かかるだろうなぁ。
気が向いたら頑張ってみます!!
そんなことで今日はここまで。
明日はコペン納車後から現在までについて書こうと思います。
コペン納車後からお盆のDIY、そして再び事故といろいろあった2013年...。