
(外国映画は)1億円で買っているが、日本映画が向こうに出て行くときは100万円しかもらえない。
ゼロが二つも違う。愕然とした。とにかく売り続ける事が重要。
宇田川昭次
前に務めていた会社の話だが、今月また一人、退職するらしい。
退職に限っての話じゃないんだけど、変わらないモノはきっとあると思う。
振り返ってみると、前の会社でいた時も随分多くの人を送り出した。
次は自分、次は自分って思いながら。
送別会では、いつも自分にしかできない事、その人の映像編集やら送別ポスターやらを僕は作ってきた。
機械を使って作るから、心は感じられない冷たいものだったかもしれない。
でも、それが自分にできる全てだと思った。
お金とか大きさとか、そんな事は関係ない。その時のビックリが一生、その人の心に残ってもらえればそれで良いと思っていつも、寝ないでも、たとえ時間が無くても、自分にできる精一杯で、楽しみながら作らせて貰った。
そして、自分が送られる時、ある人がぽつりと言った。
「○ちゃんみたいに、機械を使って編集したり、加工したりはできないけど、精一杯作ったよ。」
笑って誤魔化したけど、本当はめちゃめちゃ嬉しくて、めちゃめちゃ涙が出そうなのを我慢した。一人で、東京へ行く時、引越しの荷物が一日遅れで到着する予定だった。
何も無い空っぽの新しい部屋で、車で運んだモノは、その時貰ったモノ。それで十分だと思ったから。それだけだからこそ、頑張って新しい事に打ち込めるんじゃないかと…。「よし、第何回戦か分からんけど、またやってみよう、って」
今だから言えるけど、高松へ帰ってきた事は自分にとって不本意だらけだった。
正直、絶望のまま北海道からの帰省…みたいな、正直力を入れて、何もやる気になれないと思ってた。
でも、そうじゃなくなったのは、多くの香川の友達のおかげだし、「よし、第何回戦か分からんけど、またやってみよう、って」そう思えるようになったのも、自分より先に香川を旅立っていった奴らのおかげだった。
精神論じゃないと思う。やっぱり変わらないモノはきっとある。
だから、遠くに離れても、今までやってきた事をやらないのはやっぱりおかしいと思った。
話を戻そう。
前に務めていた会社の話だが、今月また一人、退職するらしい。
じゃーまた、贈ろう(送ろう)か、その人の新たな旅路の為に…。
久々に、文章にならない文章を自分で書いた気がする(笑。
久々に、わくわくする事が続く3月だよ…まったくw。
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この日記は、
日経スペシャル ガイアの夜明け~不屈の100人~について書かれています。
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不屈の100人 | 日記

Posted at
2009/03/14 02:02:18