-プチ高級化その⑱- 天井をボタン締めにしよう!:前編
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いやー、久しぶりの更新となってしまいました。コンスタントに車はいじっていたのですが、なかなか時間がなくて...
さて、今日は6月からずーっっっと続けていた天井からリア周りにかけての灰色追い出し加工の第一弾、天井のボタン締めの記録を書いていきたいと思います。のっけから言いますが、ちょ~~~~~~~~~っっっ、大変でしたwそれでは前置き。
k11マーチの内装は下品なグレーで統一されており、勿論天井も灰色で覆われています。この大面積の部分を別な色の生地を買ってきて張り替えてしまえば大きく灰色の追い出しが実感でき、高級化が更に一歩進むと考え、早速ブロードバンドを駆使して情報を収集しました。すると、1950年代のベンツのドアの内張りがソファーみたいな加工になっているのを発見したのです☆これはいい♪是非ともオラの可愛いビュートにも...と更に調べてみると、これは「ボタン締め」という手法のようで、みんカラでも数名の方がチャレンジしていらっしゃいました。私のような素人でもなんとかできそうです。
それでは早速天井むき出しにしていきましょう。天井を支えているのはドア周りのゴムモールとアシストグリップ×4、日除けバイザー×2とルームミラーにルームランプです。とりあえずはゴムモール以外を全部取っ払って、天井の部屋側に張りついている内装シートをひっぺがし、断熱材を露出させます。一部断熱材もはがしてしまいましたがドンマイで...ってはがれた下は紙ですよ紙!!段ボール!!車って...ハイテクなのかローテクなのか分かりませんねw
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と、ここで少し考えてみると、ソファーみたいな加工をするということですから、天井の段ボールの上に綿を敷いて、更にその上から生地を敷き、ボタンで固定する...という作業になるはずです。そんなことをすれば、ただでさえ狭っ苦しいマーチの室内が、天井が迫ってきてさらに窮屈になってしまいます。
なんとかならないかと車の中で思案していて、ふと天井を押してみると、グニグニと2cmは上に動きます。どうやら天井はルーフからかなり下に余裕を持って設置されているようです。これなら天井のゴムモール周りの外周部を切って上に持ち上げ、再び固定すれば多少は天井を高くできるかもしれません。
ということで、若干暗くて見づらいですが、写真のようにカッターで天井を切っていき、持ち上げた後に内側から両面テープ付アルミシートで固定しました。気をつけなければならないのは、ルーフはルームランプからある程度後ろに行くと大陸棚よろしくいきなり直角に降りてくるところがあります。ここに沿ってカッターを入れてやらないと、天井を持ち上げても大陸棚が邪魔してうまいこと上がってくれなくなります。
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説明するより写真で見た方が早いので...
運転席から後ろを見た時の画ですが、カッターで切ってできた孔の奥に大陸棚が覗いているのがお分かりになるでしょうか。この手前で刃を入れてやる必要があります。
さらに天井はリアエンドではルーフにある横走する固定用パーツに下から支えられているような形をとっているので、大陸棚の切断縁とそれ以後の天井との隙間を固定するものが必要です(これも写真見てください笑)。自分は家に落ちてた発泡スチロール片を両面テープで貼りつけました。これで天井の挙上加工は終わりです。次は天井を取り出しましょうっ(≧∀≦)ノシ
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1で書いたパーツをぽんぽーんと外して(どれもビスで簡単にとまっているだけです)から天井を前方向にずらせばストンと天井が落ちてきます。さて、ここからが大苦戦でした。フロントであろうとリアであろうと、シートが残っていれば天井は出ないということに気づくまでに炎天下一時間、更に無理せず取り出せるような天井のポジションを考えるのに30分...出し方の正解は写真です。これでも多少天井を歪めないと出てきてくれません。もう一度入れる作業があると思うと頭が痛いです...
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さて、天井を出してきたのでこれからは家の中での作業です。
車の中でも思っていたことですが、アルミシートの接着力が微妙で、天井の室内側に貼っていたのではルーフの形に沿って上手く貼り付いてくれませんでした。ということで、大枚はたいて再びアルミシートを買ってきて、今度はルーフ側に貼っていきました。うん、今度は大丈夫そうです。
ところで天井って、一番前の部分は日除けがはまるようにちょっと立体的に作られていて、ここには天井に大陸棚が形成されていますよね。ってことは日除けの厚さ分天井が室内にせりだしているという...ことですよね?またまた口で説明しづらいのですが、とにかく写真のようにフロントも天井を平らにしてあげました。これで3cmは天井が上昇したはずです。ここは大陸棚が残らないように大きくカットしていったので、埋め合わせが大変でした。前後で段差ができないように、写真の加工に加えて、更にアルミの3mm厚のパンチシート3枚+エポキシでがっちり固定しました。
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それでは室内側も加工していきましょう。天井の真ん中を挙上した分、辺縁との間には隙間ができてしまっています。これが残っていると後で生地を貼った際に不恰好になりそうだったので、細かいところだけパテで埋めました。う~ん、予算がどんどん減っていきます...
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この時点で既に生地とボタンは手に入っていたのですが、これについては後述します。時系列ごっちゃですみません汗
アイディアを膨らませるために、ボタンの配置と、どこまでボタン締めするかを実際にボタンの代わりに紙切れを使って検証してみました。ボタンの配置は三角形が理想で、40個発注していたので、6,5,6,5,6,5,6の7列配置でいきましょうか。それで、綿は前は日除けがあるので、日除けの手前で止めておき、後ろは例の大陸棚まで、それから横は天井がドアに向けて降りてくる直前くらいまでにしておけば圧迫感もなさそうです。つまり、ボタン締めする部分は写真の黄枠のところまでになって、残りは単純に断熱材の上に生地を貼り付けていく、ということです。
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それでは綿密に製図していきます。いかに正確に二等辺三角形を作るかが、ボタンからボタンへの生地の美しい谷をつくることになる...とどこかのHPに書いてあったので、丸一日かけて定規と分度器でボタン穴を開けるところを描いていきました。ルームランプがあったところにアクリル板がついていますが、これはついでにランプも新しいのに代えてしまおうとする過程でのものです。これも後述します。あー!!もう8枚目!!これ何部作になるんだろう...ブルブル
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