-プチ高級化その⑱- 天井をボタン締めにしよう!:中編
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みなさんおはこんばんちは。
前回は天井の室内側に設計図を描いたところまで書きました。次はこの設計図に従ってボタンを通す穴を空けていきます。別に難しい作業ではなく、いつも通りドリルでぶりぶり突貫していきます。
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自分が買ったボタンはボタンの裏に割りピンが付いていて、横から見るとTのようになっています。このTの二画目を通す穴を今空けたわけです。
さてこれからの予定としては、写真で見えている灰色の断熱材の上に綿と生地を敷き、そこにボタンを穿つつもりなのですが、ソファーを想像していただければ分かるように、ボタンが生地により深く沈み込めば、より綺麗にボタンとボタンの間のラインが作れそうですよね。そうするには綿を厚く敷くのが手っ取り早いですが、如何せんこれ以上天井を低くしたくないので、少しでもボタンと生地の高低差を稼ぐために、断熱材のボタンがはまる部分だけをカッターでくりぬきました。これで3mmは沈んでくれるはずです。
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では綿を敷きましょう!
綿なんてどこで買うんだろうと思っていろいろ考えましたが、コーナンには置いてないし、近所の縫製屋さんには天井をカバーするくらいの大掛かりなものはないでしょう...ということで、天井張りの生地を買う時にもお邪魔した(後述しますゴメンナサイ)ユザワヤの上大岡店に再び足を運びました。
と、早速発見!高級綿2cm厚のロール1m当たり1600\...ってユザワヤさんいくらなんでもぼったく(ry
これはやめにしてさらに店内を物色したところ、ディスカウントコーナーに1cm厚4mがなんと1500\ぽっきりで売っているではありませんか!早々とこれにケテーィして家で早速厚さと寸法合わせです。寸法はすんなり決まったのですが、厚さは少々悩みました。実際に上から生地を被せてみてボタンの通る予定のところを指で押さえ、どの程度沈んでくれるか、どの程度ボタン間のラインが出るかを実験するのですが、本来上にあるはずの天井を床に置いて実験しても、一番の懸念である「綿によって天井がどのくらい低くなるか」が実感できず、なかなか決心できませんでした。
結局写真のように1cm厚綿3枚重ねの3cmで落ち着きましたが、視覚効果は実際に取り付けてみるまでは分からなくなりました。まぁこれも楽しみとして取っておくことにしましょう。ぁ、真ん中はルームランプを設置するために穴を空けてあります。
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やっと生地について解説できますね笑
この生地を選ぶまでにも大変な苦労がありました。そもそもこの天井改造計画は2月くらいから始動していて、当時からビュートに合う素敵なエンジのベロア生地を色々と探していたのです(やっぱりボタン締めするならアイボリーよりもエンジで、しかもベロア調にしたいですょね)。この過程でユザワヤを見つけ、同じホビー生地つながりでキンカ堂にもお世話になったのですが、どうにも手芸用の生地というのは服飾用なので薄く、延ばすと裏がスケスケしなってしまい、車には用を成さないということが分かってきました。そこである春の日に、ソファー調に加工するのであればソファーの生地を探せばいいじゃないか...とサンゲツの六本木ショールームに押しかけて、2時間ばかり嫌な客をしてきました。ここでようやっと満足できるエンジの厚手の起毛生地、しかも見る角度で色が微妙に変わる綺麗なベロア調の生地にめぐり合えまして、写真のものがそうなのですが、確かサンゲツのUP6194だったと記憶しております。あそこのショールームは昼色灯を多用したオサレな空間であるのはいいとして、蛍光灯が無いので生地が外で実際にどう見えるかを試すには一々窓際まで生地を持って行って確かめてみる必要がありました。疲れた疲れたm(. . )m ただ素敵な椅子生地が多数揃っていましたし、アルカンターラまであったので車に限らずインテリアにお悩みの方でしたら一度足を運んでみるのも悪くないと思います。
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それでは仕上げ工程です!ボタン締めしていきましょう☆
...と、このボタンを手に入れるのもまた一苦労でした。ソファー用のボタンなんて椅子屋さんに行けば買えるだろうと甘く見ていましたが、椅子屋さんなんてものはそもそも存在しないし、ユザワヤやキンカ堂にも写真のような割ピン付きのボタンは置いていませんでした。さらにソファーショップなるものをネットで見つけて電話してみても、持ち込みの生地ではできませんなどと突っぱねられる始末。途方に暮れたところで他の人たちはどうやっているんだろう?と疑問に思います。そこでボタン締めで検索してネットサーフィンを開始すると...あった!!!「ワゴンRとサンバーのDIYサイト」様でボタン締め加工の様子が公開されているではありませんか!!そしてそして、ボタンをカスタムで作ってもらえるお店まで紹介されています!!アツい!!管理人様、この場を借りて御礼申し上げます!!
てなことで上記のカスタムショップ様、「カスタムインテリアナカジマ」に連絡を取り、この際出来上がりに文句はつけないから持込の生地でもなんとかボタンにしてもらえませんか...とメールしたところ、二つ返事でご了解いただき、生地を送って4日後にはもうボタンが家に返送されてくるという鬼仕事っぷり...ワタクシただただ感動いたしました。また機会があればよろしくお願いします!!ちなみにボタンは1個135¥での製作で、自分は40個お願いしました。うーん、予算が...
で、写真は綿の上からボタンをつけていっている様子なのですが、手前にボタンがアップで写っているのでここで構造をおさらいしておきましょう。ボタンの裏側には割りピンがついていて、天井を突き抜けた後ボタンと一緒に持っている固定金具のところで二股に折れてボタンを固定するというものです。つまり、ボタンは「T」字状ですが、天井を突き抜けた後は「天」字状になるということです。天の二画目が固定金具-ワッシャーみたいなもんです-で、その先で二股する、と。詳しくは後で写真をアップします。
で、実際の工程としては写真に写っておりますように、まずは生地に錐で穴をあけ、そこにボタンを通し、裏からワッシャーをはめて、割ピンを割る、というようになります。わりかし綺麗に作業が進みましたが、コツはしっかりと生地を引っ張り、パッツンパッツンにしてからボタンで固定することです。自分はフロントの端からボタン締めしていきましたが、真ん中へんからやっていけば楽だったなぁ...と気づいた時は後の祭りでした笑
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ちょっと前の様子ですが、これが一番分かりやすいので...
当初予定していたボタンとボタンの間の線が端っこしかできていないの、お分かりになりますでしょうか?どうやらピチピチにしすぎてしまって生地が張ってしまったようです。これは少し残念ですが、線が無いのもこれはこれで味があっていいんじゃないか...とポジティブに考え、作業を進めます♪線を出したい方は少し緩めにボタン締めするのがいいと思います。
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ボタン締めが完了したら、綿の外周部の生地を固定します。接着剤も悩みましたが、断熱材はポリエステル臭かったので、プラスチックにも付くGPクリアーを買ってきました。生地も断熱材も液を吸い込みやすいので、両面にしっかりぬって10分置き、張り合わせます。
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ほい、綿の外周を張り終えました。後は断熱材に直接生地を貼っていきます。とりあえずいつものデブコンでリア側を試そうとしている写真で8枚目が来てしまいました。もうこの時点で時間も金も相当かかっていたのですが、ここから仕上げまでも時間がかかりました...でも、そんな苦労もボタン締めした天井を見れば吹き飛んでいきます。この段階ですら...あぁ...素敵...←アホ
それでは、次回に続く!!!
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