
光の天才画家!
ヨハネス・フェルメールの作品が一昨年、昨年と続いて今年も日本にやってきました。
今回はルーブル美術館展ということで、17世紀ヨーロッパ絵画に的を絞り71点もの傑作が展示されています。なんとそのうちの約60点が日本初公開。さらに
30点あまりが初めてルーブル美術館を出る名品というではありませんか!!
フェルメールの作品に魅せられてしまったら行くっきゃない!でも、開催から
2ヶ月で40万人の来場者数とか
2時間以上の待ちとか・・・ 今度今度で2月28日から開催されていたにも関わらず会期末まで残り2週間あまり?やべぇ。。。
ってなわけで軽く勉強してから行ってきました。
やはり混んでいて1時間待ちとのこと。
まぁ良い方なのかな?
入場すると一番に
3メートルもある宮廷画家フランス・プルビュス作
『マリード・メディシスの肖像』が目に飛び込んできます。イタリアフィレンツェのメディチ家出身でフランス王妃の絶頂期を描いた作品はとても権力者の威圧感があります。しかし、その後の数奇な運命を思うとなんだか感情移入してしまいます。
そして今回最も観たかった
ヨハネス・フェルメールの
『レースを編む女』
なんという静けさなのか、やわらかな日の光を浴びながら今も額縁の向こうで編み続けているようです。すんごい穏やかな気持ちになります。
非常に細かく細かく写実的に正確に描いていくフェルメール。
フェルメール以上にテクニックを持った画家はいないと自分も思う。
っとそこへ現実の声が・・・この絵画は200億円するんだってぇ~。画家っていいよね!絵を描いてりゃ大金持ちになれるんだから・・・
フェルメール作品の価値が見出されたのは19世紀半ば。17世紀に描いていた頃は全く売れない画家で奥さんに食べさせてもらっていたため、家では奥さんにどやされてばかり。。だから、フェルメールは理想的な女性を絵画の中に表現していったのではないかといわれています。って事は当時売れていたら、全く別の絵画を描いていたんだろうなぁ~。そしたらその絵画には200億円以上の価値が付いたかどうかは謎。
フェルメール以外にも
レンブラント、
ルーベンス、
プッサン、
クロード・ロラン、
ラ・トゥール、
ドメニキーノ、
グェルチーノ、
ベラスケス、
ムリョーノといった
ルーブルを代表する画家たちの傑作が「黄金の世紀」17世紀ヨーロッパとその影の領域、大航海時代の影響を受けた旅行と「科学革命」、宗教戦争によるカトッリク存続の危機を乗りきるための「聖人の世紀」古代の継承者?という3つの大きなテーマをもとに展示されていて、絵画から読み解く歴史的背景はとても興味深く勉強になります。
これぞヨーロッパ絵画の王道!!を観たい方はぜひ足を運んでみては?
6月14日夜7時まで
↓の動画はルーブル美術館展がよくわかります。一部作品の解説番組となってます。
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Posted at
2009/05/28 13:11:06