
悪巧みに向けてガサゴソと…
ってゴキブリじゃないですが。
私のオートバイにはミラーヒーターなんてありませんのです。
グリップヒーターはあるくせに…。同じ年式の、K1100LTっていう、もっと「ゆったり豪華にツーリング」に振ったオートバイにはあるんですがね。
「そもそも、ミラーヒーターなんているのか?冬乗らないんでしょう?」
とか
「クルマじゃあるまいし。単車なんて手を伸ばせばミラーなんて拭けるべ?」
などというご意見もごもっとも。そのとおりなのです。
しかしですねぇ、移動中にカウルマウントのミラー拭くのってすごく危険なんですよ。
止まって拭けばいいんですけど、一度走り出すと、なんとなく止まりたくない…。
この気持ち、解るかなぁ~?わっかんねーだろうなぁ~。
(C)松鶴家千歳さん
大藪春彦や片岡義男の小説なんかの登場人物じゃないですが、春先とか、秋口とかの早朝や夜、行きつけのカフェからいつもの単車に跨がり、颯爽と去っていく…その時に!ミラーがくもっていたとしましょう。
(大藪調)『彼は、おもむろに手元のスイッチを操作した。ミラーの曇りがヒーターによってゆっくりと取り去られていく…。くわえていたタバコを投げ捨て、ブーツのヒールで押しつぶすと軽くスロットルをあおり、夜の闇に溶けていった…。』
それが、ミラーヒーターがないと…
『彼は、おもむろにポケットからセームクロスを取り出そうとした。しかし、湿気を吸って重くなったジャケットは簡単に言うことをきかない。必死になって体をひねり、背筋をよじりつつやっと取り出したのは駅前で貰った出会い系のPRティッシュだった…。』
キャー!かっこわるい!
まあ、上記は私にはあり得ないシチュエーションですが、私にもあり得るのは、長いトンネルの中でミラーがくもりだした時など。こんな時にミラーヒーター、重宝すると思う訳ですよ。
あんまりやってる人がいないから一丁やったろうかという本音はここでは内緒にしておきます。
同じBMWだし、流用できるべぇと思ってK1100LTのミラーを調べたら、形状からして全然違うので、どうも流用はできそうにありません。
ならば、ヒーターを作るしかない。
その昔、アメリカあたりじゃあ『後付けミラーヒーター』なる物が流行って、自動車ミラー専用の後付けヒーターユニットもある(あった?)らしいですが、そういうのを付ける人って、たいていは大きなSUVにお乗りの方のようで、オートバイのミラーに合うような小さな物はなさそうです。
で、考えたのが昔見たことがある『スノーモビル用グリップヒーター』
シート状のヒーターをグリップのゴムの下に巻き付けるようなヤツ。これをミラーの裏側に貼ってやろうじゃないの。うまくいけばいいし、ダメなら諦めよう。
探したら、案外簡単に見つかりましたが、とてもお高い。似たような物はないかとe-bayを物色していた所、Hong-Kong製のこれ(タイトル画像)を見つけました。
日本円にして500円程度(送料込み)とバカ安だったのですが、届くまでに約1ヶ月。
まあ、お急ぎの方はやめた方がいいです。
送られてきた時に既にスイッチ配線のハンダが外れていたり、まあ、値段なりって感じでしょうかね。あ、ヒーターは、ちゃんと働くのを確認しました。
明日から、これを使って悪巧みをしようと思います。
ブログ一覧 |
モーターサイクル関係 | 日記
Posted at
2011/11/13 00:49:23