2009年04月26日
統合医療と高齢化社会について
いつの間にか、日本は世界有数の長寿国となり、多くの高齢者を社会全体で支える時代が到来しています。
そのため、近年では「介護保険制度」が導入されるなど、国をあげて高齢化社会に対応する制度を整備しています。
同時に、国民医療費の増大や、生活習慣病の増加が社会問題なり、これまでの西洋医療のみに頼ってきた治療が、見直されつつあります。
現在医療の現場では、近代医学を補い、また新たな視点を持った医療として「相補・代替医療」が注目されています。
欧米では、日本より先に高齢化社会が到来していて、1990年代以降から活習慣病の増加が問題視されていました。
国民の健康増進を図るために、相補・代替医療の研究が始められ、国を挙げてさまざまな取り組みが行われてきました。
そして今日では、近代医学と相補・代替医療を統合し、一人ひとりの希望や病気に適応できる医療として、「統合医療」が既に定着し始めています。
病気を治療する医療から、病気を予防する医療へと、大きく変わり始めていると言えます。
欧米の流れを受けて日本でも、近年予防医学の重要性が唱えられるようになり、統合医療は急速に注目されるようになってきました。
高齢者は慢性病が多く、高度な手術や最先端の治療を必要としない場合が多くあります。
また、薬剤を使用する場合は副作用がなく、効果の緩やかなものが望まれます。
在宅医療このような観点から考えると、指圧、マッサージ、鍼灸などの代替医療が適しているといえます。
相補・代替医療を取り入れた統合医療は、高齢化社会を支える重要な医療として導入が急がれています。
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統合医療の治療法 | 日記
Posted at
2009/04/28 00:33:31
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