
医療過誤で半年植物人間になり、そこから一時は平行棒を使って数歩歩けるまで回復した義母ですが、そこから後は低酸素脳症や持病の進行に勝てず、五年間の闘病生活を終える事となりました。
その間、ご心配頂いた皆様、励ましてくださった皆様、ブログにコメントやメッセージを寄せてくださった皆様、その他色々お力添えくださいまして、ありがとうございました。
長女である妻、長男、そして私の三人が見守る中、ゆっくり静かに眠りにつきました。
昨日告別式、そして繰り上げの初七日まで滞りなく行われ、ずっと願い続けていた自宅への帰宅が叶う事になりました。
交友関係も広く、幼児から年上までに渡り知り合いが式には文字通り「押し寄せ」て、最初は広すぎるのではと危惧した会場は椅子が足りないくらいでした。
人徳の成せる技なんだなぁ、と身内ながら感心していたところです。
こりゃあ、しばらく御香典返しやらなんやらゆっくりさせてはもらえない感じです。
不思議なこと沢山ありました。
まずはキミキミ。
なぜか寝付けない夜、明け方からドキドキ鼓動が早まり血圧を測ってしまうほど緊張感が高くて、体調が急に悪くなりました…
今日はしんどすぎるので、休みの電話を職場に入れようとしたところに病院から急変を告げる電話がかかってきました。
これが虫の知らせってやつなんでしょうかねぇ?
一週間前から、亡くなる当日までに会おうとしてた人がやたら多いこと。
入院当日に施設に会いに行って不在だった人の多かったこと。
久しく会ってなくて、ふと思い出して、この土日に会いにいく予定をいれていた人…
海外に行く前に会っておこうとしてた人…
中には社交辞令の人もいらしたとは思いますが、あまりにも多くて驚きました。
ことごとく拒否したんでしょうかねぇ?
弱ってる自分を見せたくなかったのかな?
チビらを学校やら一時預りに送り出す関係で、いよいよと言う朝は私だけ遅れて病院に。
建物が見えてた辺りで通勤渋滞に…
その時に既に病室では計測機器のデータが、波形はフラット、数値はゼロに…
医師も懐中電灯と聴診器を持ち、部屋に入って来ましたが、ずっと長く担当してた看護師さんが、押しとどめてくれました。
機器からみても明らかですが、最終的に医師の確認によって宣告されます。
宣告されちゃったら、形式的ではありますが間に合わなかったことになりますからね。
ようやく入り口に着いたら、セキュリティから車を玄関に放置して良いと♡
慌てて病室入って、涙ボロボロの妻が「キミさん来たで!」と呼びかけた途端…
ピコピコ音(数値異常)が消え、呼吸も脈も血圧も復活っ!
一同涙目で大爆笑!
そして実の息子ガックシ…義理の息子の勝ち〜!
その後二時間頑張りました。
(ただ、本人と息子娘には余計な苦痛が伸びたことでしょうね…)
ま、半年の植物人間から復活した時から化け物と呼ばれてたので、最期までその伝説は変わらなかったのかもしれませんね。
さすがに納棺と火葬場のドアが閉まる時は苦しかったですが、明るく送り出せたのでは、と思ってます。
とりあえず、車椅子仕様の二台の車は今のところそのままにしておくつもりです。
悲しみはつきません、名残もつきませんが、静かな生活に戻れるよう頑張ります。
忙しさがなくなった時の喪失感に襲われる時期の妻へのフォローも頑張ります。
ありがとうございました。 合掌
ps お坊さんの読経のあとのお話が、ちょっとした「へぇ〜」な小ネタばかりで面白いですよね。
今回は成仏と往生の違いを教えてもらいました。宗派によって使い分けするんだそうですね。
意味もそれぞれ似てるようで違うんだそうです。
仏に成る と (向こうへ)往って生まれる
なかなか面白かったです。
Posted at 2013/06/23 10:35:30 |
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