2月16日のキミキミのブログで、「エピペン」を紹介しました。
食物アレルギーで、特にひどいアナフィラキシーショックを起こした場合、本人か家族が自分で太ももなどに刺して注射できるものです。
兵庫県教育委員会は、文部科学省の見解で「医師でない教員が注射した場合でも、医師法に抵触しない」と通達下のにもかかわらず、市町村単位の教育委員会が「何かがあったら責任取れない」として、使用を拒んでいるということです。
学校に両親が配慮とお願いをしにいっても、
「保管はするが、教師による使用は出来ない」との対応。
案の定・・・・・・強い牛乳アレルギーを持つ小学生が、脱脂粉乳が入った給食を食べ、アナフィラキシーショックを起こしました。
学校が取った行動とは・・・・・
親に連絡。
30分間、彼は苦しみ続け、母親が到着してようやく「エピペン」を投与されて回復したそうです。
大事にならなくてよかった・・・・。
【義母の経験談は関連情報URLから見てください。】
義母は薬物投与後すぐに、アナフィラキシーショックを発症。
あっという間に気道が腫れたためふさがってしまい、呼吸停止。その後心肺停止に陥りました。
再び心肺が活動を始めたのは、8分も経った後でした。
第3次救急と呼ばれる、人命の最後の砦である、大病院内での出来事です。
これが同じようなに「放置」されていたら、確実に命を落としていたでしょう。
注射をすれば、軽減されるかもしれない、助けられるかもしれないものを、親が呼ぶ(親が来るまで放置)というのは、一体教育の現場として何を考えているのだろうと思います。
もしキミキミなら、法律がどうであれ、行動すると思います。
キミキミが救急法を教える時に、受講者にこんなことを言います。
「ここに倒れている人は、命の危機にさらされています。放って置けば死にます。いわば、死体です。
死体に何かをしたって、これ以上死ぬことはありません。なにか、私たちがアクションを起こすことで、もしかしたら命を救う手助けが出来るかもしれません。たとえ、心臓マッサージで骨折を起こしても、生き返ったら骨折は追々治せます。でも、この人は死んでしまったら、もう何も治せません。」
医者でもないキミキミが言うのはおこがましいですし、人の生死はもしかしたら神の領域かもしれません。でも、ただ指をくわえて死ぬのを見ているだけというのはキミキミは嫌です。
自己満足かもしれませんが。
話は戻りますが、文部科学省の通達を各教育委員会が徹底しないのは職務怠慢だと思います。
東京都は積極的に関わりを持とうと通達を出しています。
CMで「国の境目が、命の境目」と言うのがありましたが、先進国であるはずの日本の中で、「都道府県の境目が、命の境目」になっているのはおかしいですよね。
行政ももっと教師に対するバックアップをして、くだらない躊躇で大切な命が失われないように努力すべきだと思います。
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Posted at
2010/03/01 23:44:52