
今日は、ネットの検索ワードで ジョン・レノン、命日の単語が目に付いた。
そう、あれから30年。月日が経つのは早いものだ。
当時私は小学校の高学年だったので、人物的な事より、事件性で覚えている。
それから21年経った後、仕事でN.Y.近郊に滞在する事になった。
近郊だけど、NYCまで片道2時間。折しも、同時多発テロの直後で、宿泊先のホテルと客先間の移動以外は自粛令が出ており、NYC.まで行くことは叶わなかった。
半年の任期が明ける前の休日、1日だけ許可が下りて、NYC.見物に出かけた。
現地法人勤務の方から、勧められた処をメトロ地図でにらめっこしながらの単独行。
グランドセントラル駅→ブロードウェイ→エンパイヤステートビル→ウォール街→バッテリーパーク→
→グランド・ゼロ
そして最後にセントラルパークの2/3を廻った。
南から入って中央の池にたどり着く。
それから少し西に歩き、一旦公園の外へ、目指すはそう。
ダコタハウス(アパート)
あの日、ジョン・レノンが凶弾に斃れた場所である。
私は暫し、感慨に浸りながら、カメラに収めた後、その前を歩いてみた。
玄関には体格の良い警備員が擦れ違う人に愛想笑いを振りまいていた。
今日は今日の生活がある。
21年前の、あの日とは違う時間が流れていた・・・。
次の交差点を渡り、道の反対側から再びダコタハウスを通り越し、セントラルパークに戻った。
そのゲートの南側はストロベリーフィールズと名付けられており、レノンを偲ぶ人たちが絶えないという事だった。
静かな、木立の中を抜けた処に、”IMAGINE”のモザイクが佇んでいる。

公園の脇の花屋から買ってきたと思われる花を捧げる人。
レノンと撮った写真を置いていく人。
キャンドルに火を灯す人。
皆がそれぞれ祈っていた。

私も無意識に手を合わせた。
頭の中には当然の如く、IMAGINEのフレーズが浮かんできた・・・・・。
30年前のこの日以降、市民の銃使用の規制運動が高まったという報道もある。
日本人が8/6、8/9が来る度に戦争反対の世論が高まるのと同じように、
世界が、
音楽を愛する人々が
世界平和を、
IMAGINEの歌詞が掲げる世界を
もう一度考える日になれば
天国の、ジョン・レノンも喜んでくれるんじゃないだろうか。
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Posted at
2010/12/08 20:34:22