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【転載開始】
■マイナ保険証「スマホ搭載」で別の読み取り
機導入か・・・ゴリ押し負担増に医療現場は激怒!
公開日:2024/06/01
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人呼んでゴリ押し部長(C)日刊ゲンダイ
「スマホの保険証でも顔認証はやってもらう
ことになるだろう」──。
この発言に医療現場が激怒だ。
河野太郎デジタル大臣が5月31日の会見で
iPhoneへのマイナカード機能の搭載に言及。
スマホに実装したマイナ保険証の利用について、
搭載が予定される「来年春の早い時期」以降に
「一部の医療機関で先行して開始し、順次拡大
する」と明かしたが、新たな負担増が待ち受け
る。
◇ ◇ ◇
現状、マイナ保険証を医療機関で使う場合、
顔認証か暗証番号による本人確認が必須。
河野発言はその確認をスマホ搭載の保険証
でも行うことを意味するのだが、
現行の顔認証付きカードリーダーは、
あくまでマイナカードのデータだけを読み
取るもの。
つまり、新たにスマホの保険証用の読み取り
機器が必要となりかねない。
デジタル庁に確認すると、「厚労省が検討し
ています」(広報担当)と回答した。
むろん、スマホ搭載はマイナ保険証ゴリ
押しの一環だ。
そのため、従来とは別の機器を導入するなん
て、医療機関からすればハタ迷惑でしかない。
全国保険医団体連合会(保団連)事務局次長
の本並省吾氏がこう言う。
「搭載してから具体策を考えようという
泥縄式の対応になるのは、利用促進ありきで
医療現場の負担や迷惑を考えていないからで
す。今のカードリーダーでさえ『顔認証がで
きない』『保険資格が確認できない』などの
トラブルが続出しているのに、新たな機器が
増えたらどうなることか。そもそも、政府は
今年3月に国会でスマホ搭載にあたり医療機
関のカードリーダーのリプレース(交換)は
不要と答弁していました。河野さんの発言は、
新たな読み取り機器を扱う国内メーカーへの
利益のためではないかと疑いたくなります」
■再び1000億円超の公金投入も
厚労省の“脅し”(公式Xから)
さながら河野大臣は、読み取り機器の
「営業部長」。
大臣改め「河野部長」のせいで新たな機材が
必要となれば、多額の出費は避けられない。
すでに政府は2019年度予算に
カードリーダー設置を補助する
「医療情報化支援基金」として300億円を
計上。
翌年には「顔認証機器の購入費」と
「医療機関のシステム改修」のために
768億円を積み増し。
さらに昨年は補正予算で「マイナ保険証利用
促進のための医療機関等への支援」に
217億円を計上した。
カードリーダーの導入・増設だけで少なくと
も1200億円以上の公金がつぎ込まれている
のだ。
政府がカードリーダー導入時と同じように
機材を無償提供し、システム整備を補助した
ら、また1000億円強のカネがかかっても
おかしくない。
今度は医療機関が全額負担する可能性も否定
できないが、それはそれで大問題である。
国民の5割が「反対」している現行の保険証
の廃止とマイナカードへの一本化を強行する
ため、ジャブジャブ公金投入──。
改めて、すずめの涙ほどの定額減税で胸を張る
岸田政権に腹が立つ。
「医師と歯科医師が国会前で現行の保険証
の廃止撤回を訴えた様子を先月23日にユー
チューブにアップしたところ、視聴回数が約
9万回に上りました。“マイナトラブル”が続出
した昨年でも、これほどの反応はありません
でした。〈現場の声を聞かない河野太郎〉
〈諸悪の根源は河野太郎〉といった怒りの
メッセージや、声を上げた医師への感謝など、
過去最多1200件超のコメントが動画に寄せら
れています」(本並省吾氏)
マイナ保険証をゴリ押しする「営業部長」
に対する鬱憤や不満が蓄積していることの
表れである。
【転載終了】
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この御仁は、入閣前と後ではガラっと
態度が変わりましたね。
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Posted at
2024/06/01 14:46:21