2009年07月13日
不幸の自覚
ぼんそわ。
しばらく放置気味でしたw
で、いきなりちょっと愚痴。
職場の上司が、こう言いました。
「クルマメーカーは、何で法定で出せない速度まで出るクルマを作るんだ?」
「例えば日本の道路では100km/hまでしか出せないんだから、100km/hまでしか出ないクルマで充分だろ?そんなにスピードの出るクルマを作る必要がどこにある?」
ん?と思い、「100km/hまでのリミッターを付けたほうがいいってことですか?」と訊くと、「それでもいいけど、性能として100km/hまでしか出ないクルマで充分じゃないのか?」と。
つまり、クルマの限界自体を100km/hのところまで下げるべきだ、と。
サンデードライバーの発言なら、「まぁそうですね~w」で流せる話題でしたが、仕事でクルマに乗っている人間の発言としては、ちょっと耳を疑いました。
100km/hまでしかでない性能なら、高速道路に乗った100km/hの時にクルマは100%の力を発揮していることになるわけで。
それはつまり、機械に与える負担も大きいワケで、消耗も激しいだろうと容易に想像がつくわけで、そうすると、100km/hでの安全性や信頼性なんて、確保出来ないじゃないかと。
例えばカーレースでは、あんなにたくさんのエンジニア達がそれぞれのクルマに関わっているのに、マシンのトラブルがあったり、シビアなメンテナンスをするのは、レースではマシンの限界に近いところまでその力を発揮しているからだと思うわけです。
クルマの限界を下げて、素人にクルマの限界まで運転させて、果たしてクルマ自体の安全性や信頼性が如何なものかと。
そして限界の状態で動いているクルマを、果たして素人がどれほど安全に運転できるものかと。
殺人行為やら、自殺行為やら、その類だと思うわけです。
いや、別に俺はクルマの構造やらエンジンやら、全然詳しくないんですけどね。
こんな上司と一緒にクルマに乗っているんだな~、と思うと、我が身の不幸をシミジミと感じました。
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Posted at
2009/07/13 20:20:05
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