第13回 西会津ふるさとなつかしcarショー 2016 9.25 その2
投稿日 : 2016年09月29日
1
ダットサン・1000
昭和32年10月、110型系に改良を加え登場したのが、210型ダットサン・1000で、新開発となるOHV 988cc 34馬力のC型エンジンを搭載したクルマでした。
昭和33年9月に開催されたオーストラリア・モービルガス・トライアルへの挑戦し、オーストラリア大陸一周16,000kmを19日間で走破する過酷なラリーでしたが、クラスに出走した富士号、桜号の2台はそれぞれ完走し、クラス優勝(総合24位)、クラス4位を獲得し、大きな注目を浴びました。
2
ダットサン・ブルーバード(410型)
ブルーバードのイメージを牽引することになるSSSが設定された初めてのモデルで、スタイリングはピニンファリーナによるものであったが、欧州調の尻下がりラインが不評で、ライバルのコロナに販売台数で負けてしまったのです。
日産初のフル・モノコック構造の車体を採用のがこのクルマで、昭和40年の「第4回ナショナルストックカーレース」のスポーツカークラスにおいて、1200SSSが優勝を果たしおり、昭和41年の「第14回東アフリカサファリラリー」に4台の「1300SS」が出場し、グリンリー/ダンク組が5位で完走し、クラス優勝を果しています!
車名の「ブルーバード」は、メーテルリンクの童話『青い鳥』にちなんでおり、古来より欧米では青い鳥は「幸せの青い鳥」として幸福の象徴とされてきため、当時の川又克二社長によって命名されました!
3
ダットサン・ブルーバード 1600SSSクーペ(510型)
ブルーバードの歴代シリーズの中で後の910型と共に、大きな成功を収めたモデルで、OHCエンジン、四輪独立サスペンションなど、先進技術を満載し「和製BMW」と称され、ラリーフィールドでのタフネスな活躍ぶりとも相まって人気を高め、史上初めて北米市場でヒットした日本車でした!
社内デザイナーによる「スーパーソニックライン」と称する、直線的で彫りの深いシャープなデザインを採用し、このモデルでは換気機能の向上により、三角窓は廃止されておりました。
510はラリーでも活躍し、昭和45年の第18回東アフリカサファリラリーにおいて、総合・チーム優勝の2冠達成し、「ラリーの日産」のイメージを確立しました。
4
ダットサン・ブルーバードU・SSS(610型)
車格の上級移行により、車体は大型化、当時の風潮に沿った曲面基調でアクの強いデザインとなり、車名も「U」のサブネームが付いた「ブルーバードU」となりました。
シリーズ初めての直6エンジン搭載モデル「2000GTシリーズ」が登場しています! ホイールベースを150mm延長し、フロントオーバーハングを55mm延長したモデルで、フロント周りはポンティアックを思わせる処理がなされ、スカットル部のエアアウトレット風の処理がサメのエラを連想させるデザインであったため、「サメブル」と呼称されていました。
5
ダットサン・ブルーバード・SSSターボ(910型)
ブルーバード史上、最後のFR車となったのが910型で、610、810型で開発・販売面での迷走を続けたブルーバードであったが、このモデルは派生型のロングホイールベース型や直列6気筒モデルを廃止するという思い切った見直しが図られ、バランスの取れた4気筒中型セダンとして設計されました。
510型を髣髴とさせる直線基調の機能的でクリーンなスタイルなども手伝って、小型車(1600 - 2000ccクラス)で27か月連続新車登録台数第1位を記録する大ヒットとなりました!
イメージキャラクターには、ジュリーこと歌手の沢田研二を起用し、「ザ・スーパースター」「ブルーバード、お前の時代だ」のキャッチコピーが使われました。
6
日産・バイオレット(710型)
510型ブルーバードの実質的な後継車として、デビューしました。そのため、型式は710型とされています。
デビュー当初は、4ドアセダン、2ドアセダン、2ドアハードトップの3種類。サスペンションは、前輪にはマクファーソンストラット式独立懸架が全車に採用され、後輪は、スポーツグレードのSSSにのみ510型ブルーバードと同様のセミトレーリングアーム式独立懸架、その他の車種はリーフ式車軸懸架が採用されていました。
510型ブルーバードが直線的でクリーンな外観だったのに対し、710型バイオレットは複雑な曲面で構成されたファストバックスタイルだったため販売は低迷した言われています。
車名の「バイオレット」は英語で「スミレ」の意味であります!
7
日産・マキシマ(PU11型)
昭和59年10月にブルーバード・マキシマとして登場していますが、北米では先代の910型より「「マキシマ」として登場しているため、このモデルは2代目となります!
ブルーバード・マキシマでは、U11系ブルーバードのフロントノーズ部分を90mm延長し、セドリックなどのFR車に搭載されるV型6気筒 VG20ET型エンジン、専用グリル、大型パンパーなどが与えられ、駆動方式がFFに変更されました。ちなみにV6エンジンとFFの組み合わせは日本初でありました。
8
日産・シルビア・ヴァリエッタ(S15型)
平成12年5月に、国産車初のフルオープンタイプ電動メタルルーフのオープンカーとして登場したのが、この「ヴァリエッタ」で、日産の特装車を手がけるオーテックジャパンと、特殊少量生産やコンバーチブル車への改造等に特色を持つ高田工業の共同開発車でした。
搭載エンジンはSR20DE型のみで、5速マニュアル車は165PS、4速AT車は160PSであり、エンジン詳細はスペックSに順じ、内装は専用品となっておりました!
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