国営越後丘陵公園 クラシックカー展 2017.10.1 その3
投稿日 : 2017年10月03日
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昭和38年式のダットサン・ブルーバード1200(P311)です!
主要部品の多くはダットサントラックとの共用で、十分な信頼性を備えていて、全体に中庸を得たスタイルで機能性が高く、市場の反応は良好だったと、言われています。
リアテールランプの形が柿の種に似ていたことから、柿の種の愛称でも親しまれました!
日本初の女性専用車「ファンシーデラックス」が登場しており、ウインカー作動時に鳴るオルゴール、カーテン、サンバイザー組み込みのバニティーミラー、傘立て、ハイヒール立てなど36点もの専用装備がありました。
2
昭和42年式のダットサン・ブルーバード・1600SSS(410型)です!
ブルーバードのイメージを牽引することになるSSSが設定された初めてのモデルで、スタイリングはピニンファリーナによるものであったが、欧州調の尻下がりラインが不評で、ライバルのコロナに販売台数で負けてしまったです! ちなみにSSSとは「スーパー・スポーツ・セダン」を意味します!
車名の「ブルーバード」は、メーテルリンクの童話『青い鳥』にちなんでおり、古来より欧米では青い鳥は「幸せの青い鳥」として幸福の象徴とされてきため、当時の川又克二社長によって命名されました!
ちなみに410型ブルは、アニメにも登場しており「ルパン三世 カリオストロの城」では、ルパン逮捕に執念を燃やす銭形警部が乗るパトカーがまさにこの型のブルで、「銭ブル」と呼ぶ方もいるほどです!
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昭和48年式のダットサン・ブルーバードU 1600SSSハードトップ(610型)です!
車格の上級移行により、車体は大型化、当時の風潮に沿った曲面基調でアクの強いデザインとなり、車名も「U」のサブネームが付いた「ブルーバードU」となりました。
直列6気筒2.0LのL20型を搭載、ホイールベースを150mm延長し、フロントオーバーハングを55mm延長したロングノーズの2000GTシリーズが存在し、スカットル部のエアアウトレット風の処理がサメのエラを連想させるデザインであったためサメブルと呼ばれておりました。
商業的には先代の510型に及ばず、販売数は伸び悩んだと言われております。
4
昭和63年式の日産・ブルーバード・マキシマ・ターボルグラン(PU11型)です!
歴代ブルーバード初のエンジン横置きFF(前輪駆動)車で、イメージキャラクターは先代の910型に引き続き、沢田研二が起用されておりました!
PU11系ブルーバードマキシマは、U11系ブルーバードのフロントノーズ部分を90mm延長し、セドリックなどのFR車に搭載されるV型6気筒 VG20ET型エンジン、専用グリル、大型パンパーなどが与えられたモデルで、通常のブルーバードとは一線を画すモデルでした。
5
昭和63年式の日産・レパード 2000XS-Ⅱ(F31型)です!
ブルーバードにV型6気筒エンジン搭載車の「マキシマ」が登場した事や、競合車種のトヨタ・ソアラを強く意識した結果、初代F30型にチェリー店の取扱車種として存在していた姉妹車のレパードTR-Xの車名が廃止され、新型となったF31型からは日産店とチェリー店が共にレパードに車名を統一して2ドアクーペのみのラインナップとなったのが、F31型レパードでした。
横浜・港警察署捜査課の刑事コンビ、鷹山敏樹(タカ、舘ひろし)と大下勇次(ユージ、柴田恭兵)の破天荒な活躍を描く刑事ドラマ「あぶない刑事」での活躍により、30年以上たった今でも、専門ショップが存在するほど、高い人気を誇っています!
ちなみに車名のレパードとは、英語で「豹」を意味します!
6
昭和45年式の日産・ローレル・2000GX(C30型)
昭和43年に510ブルーバードより高級で、130セドリックとは性格が異なる「ハイオーナーカー」として、デビューしたのがC30型ローレルで、生産期間は2年弱と短いため、めったにお目に掛かれないクルマです!
7
昭和49年式の日産・ローレル 2000SGX(C130型)です!
”ケンメリ”スカイラインとプラットホームを共有したモデルで、特徴的なリアスタイルから「ブタケツ」という愛称で、親しまれています!
今現在でも、旧車雑誌に取り上げられるほど人気が高く、一部中古市場において高値で取引されており、また、2016年6月に放送された「アメトーク」旧車芸人では、お笑いコンビ”バッドボーイズ”の佐田正樹さんの愛車のC130型ローレルが登場しています!
車名のローレルは、英語で「月桂樹」「月桂冠」の意味であり、月桂樹はギリシャ神話の気品高き樹木で、月桂冠は名誉ある地位の象徴であり、高級車としてデビューしたクルマでした!
8
昭和54年式の日産・ローレル・メダリスト・2ドアハードトップ(C230型)です!
先代の130型の流れを汲んでキープコンセプトとなったが、デザイン的にはより重厚感を強調したものとなっています。
写真のローレルは、53年11月にマイナーチェンジで追加された、オートエアコン装備の最高級グレード「メダリスト」です!
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