昨年の1月にシエクルのMINICONを装着し、
1年が経過しましたのでその後に分かったこと、
そして現在の感想などを記したいと思います。
しかしその前に、以下の記事を投稿してからほぼ1年になるにもかかわらず、
今も多くの方々に見ていただいており、とてもありがたく思っています♪
ブ ロ グ 「シエクル MINICON のインプレです」 3,755 PV
パーツレビュー 「シエクル MINICON」 4,051 PV
整備手帳 「シエクル MINICON の装着」 1,440 PV
まずは写真の通り、自分は2つのブースト計を装着しています。
左側はオートゲージの機械式のもので、サージタンクの圧力をダイレクトに検出しています。
したがってこれに表示される数値は、ブースト圧の実効値となります。
また右側はTRUSTのインフォーメーターで、
故障診断コネクターから信号を受け取る電子式のものになります。
そしてこれに表示されるブースト圧は、ECUがMINICONから受け取った数値となります。
そもそもMINICONの働きはというと、ブースト信号を変化させることでECUを騙し、
それによって異なるマップを読み込ませる、という仕組みになっています。
したがって、2つのブースト計の表示を比較することによって、
その動作がどのようになっているのかが分かるという訳です。
しかしその動作は単純ではなく、使用するギアやエンジンの回転数、
そしてアクセル開度や負荷などによって挙動が変化してしまいます。
そこでここでは分かりやすいように、5速2,500rpmのパーシャル時から、
ブーストの設定値である1.10まで一気に加速していった場合について説明したいと思います。
最初にECOモードですが、2つのブースト計の数値は正にシンクロするように揃って上昇していきます。
そして両方ともブースト圧1.10に達するわけですが、
その後TRUSTのブースト圧だけ一気に0.75くらいに下がってしまいます。
したがってこの時にMINICONが動作した訳であり、ECUは見事に騙されてしまったことになります。
またそれが動作する時間はほぼ一定であり、
アクセルをグッと踏み込んでからおよそ2秒後という感じです。
そしてブースト圧の低下と共にA/F補正値も減量方向となり、
またそれに伴って燃料の噴射量も減少となります。
したがってその動作は文字どおり、ECOモードそのものといえると思います。
そして肝心の乗り味はというと、街乗り中心のマッタリ走行の自分にとっては、
全く使えないものとなりました。
それは常用している低回転域から踏み込んで行った場合、ほとんど加速してくれないからです。
これはおそらくアクセルONで増量となる燃料が、低回転域ではそれほど多くはないのに対して、MINICONが必要以上に減量してしまうためでは?と考えられます。
実は最初の頃は頻繁にモードを切り替えていたせいか、
それほどのマイナス要素は感じられませんでした。
しかしその後ECOモードに固定することによって、その正体がハッキリ分かったという感じです。
どうもこのモードの切り替えはADICにも似て、燃調の変化を引き起こしてしまうようで、
その度にECUが学習を始めてしまうのではと思われます。
またそう感じたのは、切り替えて使用している際は燃費が落ち込んでしまい、
またそれぞれのモードの特徴が薄れてしまうからです。
結局ECOモードは、加速が弱いためにその分余計にアクセルを踏まなければならず、
自分の走りでは燃費が良くなることはありませんでした。
ただし前回のインプレでも記したとおり、
高回転域においては燃料の大幅な減量が効果を発揮するためか、
逆に力強く加速する感じとなります。
しかし上記のとおり、モード切り替えは燃費の悪化を招いてしまうため、
現在はもっぱらRESPONSEモードで使用するに至っています。
そして次はRESPONSEモードの検証です、といきたい所ですが・・・
あまりにも話が長くなってしまったため、この続きはまたの機会にしたいと思います(汗)
とにかくこれ以上は・・・書く方も読む方もとっても大変、ということでお許し下さい。
しかし次回のRESPONSEモードに関しては、MINICONを使用している人にとって
ちょっとショッキングな内容になると思われますが、こうご期待でお願いします(笑)