2009年07月03日
スカイ・クロラ
徒然にあれこれ思う
押井監督作品は、好きです。
スカイ・クロラを買ったのは、
今の若者に伝えたい事という押井監督の意図を知りたいからではなく
(同年代ですから同じような思いはある)、
ただ飛行機のシーンが見たかったから。
我々の世代は、小学校時代、結構、軍事もの好きが多かったんです。
それもドイツの戦車が圧倒的人気。
戦争経験を親から聞けた世代なので
「戦争は悪い、悲惨な目にあうのはいつも庶民」
なんて事は百も承知。
マルクス・レーニン主義、社会党や左翼が元気な時代。
理解はしてても、強いもの、カッコイイと感じるものはどうしようもない。
戦闘機が次に好きで、
何故か二式単戦鍾馗が好きです。
マイナーですが、局地戦闘機、対爆撃機に対する迎撃機。
それまでの格闘戦から一歩世界の主流に沿った重戦。
「他に類をみない」事にかなり惹かれる人種なので。(クルマもそう)
で、同じく好きなのが、
「18試局戦 震電」です。
終戦までに試作機しかできませんでしたが、
もっと早く完成し、配備できていたら
B29にあそこまで無差別に爆撃させなかったろうと。
ちなみにお袋は焼夷弾の雨を生き延びましたが、
周りでは大勢焼け死んでいます。
グラマンの機銃掃射でバラバラになった人もいた。
やっと防空壕に辿り着いた若い母親が気が付くと背中の赤ん坊の頭が無かった。
そのまま気絶したそうです。
焼夷弾頭が運悪く直撃していた…。
空襲のそういう実体験を聞いて育ったので
迎撃機という機種が好きなのかもしれません。
爆撃機に対してだけは、核ミサイルに対して感じる嫌悪感しかありません。
震電の実機は、試験飛行で低空を飛ぶ映像は見たことがあります。
遅すぎた空の護り神ですが
「王立宇宙軍」で震電とは似ても似つかないですが
エンテ式の戦闘機の見事な飛行シーン、
戦闘シーンが描かれており、
さもありなんと興奮しました。
「紺碧の艦隊」では震電そのもの、
後世世界では「蒼莱(そうらい、草冠の下は來)」として生まれ変わり、
16機の試作機をもって
帝都に初侵入した13機のB30爆撃機の編隊を
一撃で全機撃墜したシーンには胸のすく思いをしました。
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Posted at
2009/07/03 00:55:32
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