今回は趣向を変えて、ちょいと知恵袋的な小ネタでも。
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NCで走っていて、路面の凹凸によってボディがよじれた時、後方からミシリと音がすることがあります。
原因はいくつかあると思いますが、うちのNC2でも初期に発生し、解決しました。
その「原因」、わりと多くのケースで該当しそうなものだったので、今更ながらご紹介しておきたいと思います。
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注: すべてのケースに該当するわけではありません。念のため。
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その異音は、ドライバーには左後方から聞こえてきます。
ミシリというかギシッというか、そういった感じの音。
多くの人は、足回りからの異音ではないかと推測するのではないかと思います。
当方のNC2で検証した結果、その発生源は足回りではありませんでした。
センタートンネル後方にフューエルリッドを開けるレバーがありますが、そのすぐ上の四角い小物入れ。 これです。
この小物入れの奥のパネルは、背後の樹脂カバーに覆われたロールバーの左右をつなぐフレームに押し付けられています。
ボディによじれが発生したとき、この部分がフレームとこすれ合い、異音が発生するのです。
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ここが異音の発生源かどうか、確認する方法があります。
まず、このボックスを空にして、奥のほうに手を当てて上下左右に押してみましょう。
どの方向にも少しずつ動くと思いますが、この時は音がしないんじゃないかと思います。
次に、ボックスの真上にあるスピーカーグリルのあたりを、あちこち押してみましょう。
特定の範囲を押したときに、走行中に聞こえたのと同じような異音が聞こえたら、原因はおそらくこのボックスです。
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ここのこすれを解消するには、ボックスの裏側、フレームと接触する部分に緩衝材をはさむ必要があります。
素材としては、試した限りでは百均でも売ってる衝撃吸収ジェルシートの類(青いプルプルしたやつ)が一番良かったです。
(すきまテープのようなスポンジ系素材では効きが悪いようです)
ただし、対策するにはシート背面の樹脂パネルを一度取り外す必要があります。
そのためには左右スカッフプレート・センターコンソール・シートベルト基部などのカバーを先に外さなければならず、けっこう手間がかかります。
背面パネル自体、手の届かない場所に樹脂製の固定ピンがあったりと、外すのはちょっと厄介です。
まぁ室内側のパネルだけ外せばいいので、全部撤去するよりは楽ですが。
ここを外すとロールバーが丸見えになるので、ついでに溶接部分のサビ止め処理などもやってしまうと良いと思います。
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なお、当方のNC2はソフトトップなので、RHTは若干事情が違うかもしれません。
しかしNC1でも基本的な構造は違わないと思います。
とりあえず、上記のような異音が気になっている方は、ボックスや背面スピーカーのあたりを押してみて、音が鳴るか確認してみてはいかがでしょうか。
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Posted at
2010/10/26 01:35:38