エンジンを弄ろう その44
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
メインシャフトとファーストモーションシャフトのベアリングをギアボックスに装着し、両シャフトが1本の軸になりましたが、当然ファーストモーションシャフトとメインシャフトは繋がっていないので別々に回転しなければなりません。
ところが・・繋がってしまっています。3/4速のシンクロハブのクリアランスが足りなくて4速のボークリングがファーストモーションシャフトのシンクロコーンに常に噛んでしまっているからでした。
シンクロハブにはスラスト方向に適度なガタが必要なんですね。
2
シンクロのスラスト方向のクリアランスを確保するためにメインシャフトのベアリング圧入位置を調整します。
最初は分からなかったのでベアリング外周に嵌めたサークリップがギアボックスの段差で止まるまで差し込んでいました。
考えてみればベアリングも各ギアもボークリングも全て新品で今まで使用していた純正部品とは少しづつですが寸法が違いますし、調整できないわけないですよね・・
調整ですが、ファーストモーション側はベアリングがでかいサークリップで位置決めされていて動かしようがないです。一方、メインシャフトのダブルローラーベアリングはリテーナープレートで押さえられていて画像右のようなシムを挟むことでリテーナープレートを浮かし、ベアリングの位置決めをしています。
3
1/2速シンクロハブのスラスト方向のガタと同程度になるようにメインシャフトをベアリングごとちょっとづつ引き抜き、3/4速側シンクロハブのガタを確保しました。結果、ベアリング位置は画像のようになり、メインシャフトとファーストモーションシャフトは別々に軽く回転できるようになりました。
4
リテーナープレートを取り付ける前にレイギアのシャフトを入れないといけないのでレイギアを組み付けます。
レイギアにオイルを塗ったニードルベアリングを入れます。画像は1速側で直径が小さい方のベアリングです。
5
直径が大きいほうのベアリングです。純正のレイギアとは異なり、ベアリングを入れる部分の深さが深いです。結局、ベアリングを2つ入れてちょうどいい感じになりました。奥に入れたベアリングは純正品の再使用です。
ベアリングを2つ入れることで耐久性を上げてるってことでしょうか・・
6
ギアボックスに組み付けていきます。レイギアを一旦メインシャフト上に置いて・・
7
この状態でセンターオイルピックアップパイプもスタンバイし・・
8
センターオイルピックアップパイプを手で保持しながら、メインシャフト上を転がすようにレイギアを本来の定位置に降ろしていきます。
ただし、この画像の組み付けはあることをするのを忘れています。
それはなにかというと・・
つづく
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( C-STN77 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク