淡路2010　その1　夜１１時に淡路島で途方にくれる

発端は友人のメールだった
「今度の金曜日、飲みに行こう。年末の時は行けんかったし」

すぐに友人にTEL
「いいね～、どこいく？」

「仕事が終わるの７時半くらいや。遅くなるかもしれん」

「ほんならどっかドライブ行こう！たどり着いた所で呑んで車中泊！どう？」

「えぇなぁ。淡路なんかどうやろ？」

「おー。えぇなぁ！でもちょっと近いなぁ」


少し考えて「やっぱり淡路にいこう」とメールを返信した。


２０年前、当時の私たちはミナミで飲むとオールナイトだった。ボーリングで酔いを醒ました後「海に行くか山に行くか」を多数決で決めて朝まで走り続けた。
もちろん今では考えられない事だけど、オールナイトの言葉に久々に血湧き肉躍る興奮を覚えた。


この話があったとき淡路にうってつけの場所があることを思い出した。明神キャンプ場だ。そこは無人のキャンプ場で料金箱に利用料を入れて利用するというシステムだ。プライベートビーチの駐車場みたいにこじんまりしたその場所なら、遅くに到着しても利用できるに違いない！友人と焚き火を楽しみたいと思った。
幸い天気は晴れ。最低気温は１０度を超えている。やるなら今しかない！そんな思いだった。


「焚き火の薪はないですか？」閉店間際のホームセンターに駆け込むがむなしい返事が帰ってくる。ようやく見つけた薪は１束８００円近くする高価なものだった。しかし友人と焚き火をするためなら安いものだ。その空間は「priceless」だ。何をためらう必要があろう。

出発は少し遅れた。仕事の都合で８時半になってしまった。少し遅くなったけど飛ばせば問題ない・・・でも１１時くらいになるなぁ。
愛車フォレに荷物を積み込んで一路、伊邪那岐と伊邪那美の島生みの地「淡路島」にフォレを駆った。

明石海峡大橋　２２時２２分　


淡路のSAにて。キャンピングカーが止まってたりしてました。景色もいいし今すぐにでも買っておいたビールの栓を開けたい衝動にかられたけど、もう少しの辛抱だ！








そして、２３時に明神キャンプ場にようやく到着。そして、そこで見たものは！



























諸車進入禁止！

の張り紙と柵とロープ。



「え？」


「入られへん・・・」


「どうしよう？」


深夜の淡路島で途方にくれる男２人・・・・この先どうなるのか？

安住の地は見つかるのか？







それは次回の講釈で・・・・・（ＢＧＭガンダーラ♪）