SPARK 1/43 FORD GT40 LE MANS 1969 WINNER
投稿日 : 2016年06月20日
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スパークモデル 1/43スケール フォードGT40 1969年ルマン24時間レース優勝車 ジャッキー・イクス/ジャック・オリバー。
ポルシェのルマン初優勝を最終ラップで阻んだ1969年のレース。
正に歴史に残るレースの一つでしょう。
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この年のルマン、すでにポルシェの世界メーカー選手権のチャンピョン獲得は確実で、3リッターのプロトタイプ9084台とデビュー間もない4.5リッタースポーツの917を2台エントリーしルマン初優勝を狙います。大方の予想ではポルシェのルマン初優勝は間違いないというところでした。
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前年ルマンを制したJWオートモーティブは、オリジナルのマシンを走らせていましたが、ルマンには性能的に劣るものの実績のあるフォードGT40を2台出場させましたが、フォードの優勝を予想する人はほとんどいなかったようです。
予選でも917を初めとするポルシェが上位を独占、
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JWチームのエース、ジャッキー・イクスはルマン式スタートの危険性をアピールするため、ゆっくりとマシンに乗り込み全車がグリッドを離れてから1分近くも経ってからスタートしました。
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917を先頭にポルシェ勢がレース序盤からリードします。
スタートから大きく遅れていたフォードGTが、ポルシェ勢に発生し始めたトラブルにも助けられ、6時間後には4位、夜半には3位と、確実にポジションを上げていきます。
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日曜日の昼まで大きな変動は無く、レースも残り4時間となり、このままポルシェの初優勝かという雰囲気が漂い始めた時でした。
トップを独走していた917が煙を吐いてピットインして、その後リタイヤ、2位の908もミッショントラブルでコース上にストップしてしまいました。
その結果、3位を走っていたイクス組のフォードがトップに立ちました。
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7でも、まだ安心するのは早いですよね。
しかし、1台だけ残ったポルシェ908(ハンス・ヘルマン/ラルース)がペースアップしてフォードを追い上げてます。
残り2時間から2台は順位を何回も入れ替えながらレースを続けました。
性能的には、ややポルシェ908が上だったかもしれませんが、ほとんど差が無かったのでしょう。
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そして、最終ラップも順位が入れ替わり、ミュルサンヌコーナーのブレーキングでイクスがトップに立ち、そのままフィニッシュしました。
ゴール時の差は24時間走って、わずか120m・・・
イクスのルマン初優勝は結果的にポルシェの初優勝を阻む因縁の結果となりました。
翌年の1970年、ヘルマンは917でポルシェに初優勝をもたらします。
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