
痛車サミット仕様のビート君の写真を普通の友人に見せたりすると、
「これ、いくらかかったの?」
という質問をされることがあります。
(「普通の友人」というのもおかしな表現ですが、痛車乗りではないタダのクルマ好きの人や、そもそもクルマについてあまり詳しくない人、という意味です。)
このビートに貼ってあるカッティングステッカーを作るのにどれぐらいお金がかかったのか?と言うことを聞いているんですね。
で、いつも悩みます。
なんと回答したらよいのやら。。。
こういうのって、解釈によって幅が出ますよね。
ちょっと定量的に考えてみました。
■業者に発注した費用
私の場合、業者さんには一切発注していません。
以前、某業者さんにステッカーの作成依頼を出してお金を前払いしたのですが、いつまで経ってもステッカーが届かず、問合せをしても返答が来ず結局そのまま・・・ということがありました。
そんな苦い経験もあり、全て自作でいこう、と決意したわけです。
Illustratorでベクトルデータを作成、カッティングプロッターで出力、
粕取りを行なって車体への施工作業、すべて自前です。
なので、「業者に発注した費用」としては、
「0円」です。
■材料費
今回ステッカーを作るにあたって使った「材料費」を考えると、
・カッティングフィルム代(黒)
・転写シート代
が必要になります。
今回は10mを1ロールずつ使ったので、大体合計
「5,000円」ぐらいです。
■工賃
工賃を考えてみましょう。
それぞれの作業にどれぐらいの時間が係ったかをざっと計上すると、
・Illustratorによるベクトルデータの作成
→30時間
・カッティングプロッターによる出力
→4時間
・シートの粕取り作業
→10時間
・車体への施工作業
→12時間
といった感じになります。
概算ですが。。。Illustratorを弄っていた時間はもっと多かったかも。。。
合計56時間。
時間工賃1,000円計算で、
「56,000円」ぐらいです。
■機材代
さらに、機材代を含むという考え方があります。
今回の為に準備した機材代は、
・「Adobe Illustrator CS4」(ソフトウェア)
→84,000円
・「CTグラフィティM」(ソフトウェア)
→9,800円
・「Craft ROBO」(カッティングプロッター)
→22,260円
です。
合計で、
「116,060円」です。
で、ここまでを合計すると、17万ナンボ…という数字が出てきます。
ですが、「機材代」を含めるのは、書籍の値段を聞かれて印刷機の値段を含めるようなものでナンセンスだし、
自分が好きでやる作業に「工賃」という考え方もどうだかな、という感じなので、
実質的には材料代のみで5,000円ぐらいだろうということで、
「まー、5,000円ぐらいすかね」
というのが妥当な回答となります。
で、これを一通り説明するとだいたい、
「も少しお金かけて業者に発注すれば時間もかからないし見栄えがいいものが出来るんじゃね?」
的なことを言われます。
そうかもしれません。
そうかもしれないけど…、
そうじゃないんだよ。
ということで、本日の結論です。
「お金じゃ買えない価値がある。」
スミマセン、これが言いたかっただけですw
ところで、まったくもって本文と関係ないこの写真は、ロードスターの痛車プラモ。
つかささんが乗っています。文字通り、「ろど☆すた」ですね(爆
Dドラを整理していたら出てきました。
無駄に良く撮れているので、せっかくなので掲載しておきますww
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Posted at
2010/04/02 23:33:30