O2センサ交換(EC5W中古品)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
以前、点検した時に半死に状態だったO2センサを交換しました。
今回は、H08年式 EC5W レグナム VR-4 AT(走行距離 71101km )のO2センサを流用する事にしました。
2
O2センサの出力電圧はどれも同じなので(ジルコニア素子)、中古でも生きている確率の高いDENSO製のO2センサを選択しました。
H56Aパジェロミニも、CJ4AミラージュもO2センサーはDENSO製で、まだ生きていましたが、Z16A GTO(NGK)とF36Aディアマンテ(NTK)のO2センサは死んでいました。
3
同じ三菱車のコネクターが同じタイプの物を選択したので、交換は無加工でOKでした。
車体とのパッキン部の形状が異なりますが、経は同じなので問題なく装着できました。
いつも通り、ネジ部に焼き付き止めを塗布して装着。
4
装着前に、ガスバーナー(プロパン入り)による発電テストを行ない、O2センサが正常な事を確認してあったので、O2センサ装着後にエンジンアイドリング時のO2センサ出力電圧を測定してみました。
結果
アイドリング~急激なレーシングを行った時、出力電圧が瞬間約1V出てすぐに落ち込んだので、O2センサーは正常に動いている事になります。
「レーシングを繰り返すことによって、空燃比をリッチ化すると、正常なO2センサーは0.6~1.0Vの電圧を出力する」
(注:画像の測定値はレーシング時のものではありません)
5
次に、エンジンアイドル(700rpm)時のO2センサ出力電圧を測定したのですが、なんと0.84Vも出てしまっています。
アイドル時(700rpm)のO2センサ出力標準値:400mV
これは結構なリッチ状態なので、O2センサ以外の燃調制御系に異常が出ている事になります。
しばらくアイドル状態でO2センサ出力電圧を確認していると、いきなりリーン(0.045V)状態になりました。
しかも、結構出力電圧が振れていたので、アナログオシロスコープでO2センサの出力電圧波形を観測してみる事に。
オシロでの観測の結果、かなり不定期に燃調がリッチやリーンになっています。
しかも、リッチ(0.8V台)かリーン(0.05V~0.02V)のどちらかで、中間がほぼありません。 おまけに、リーンから瞬間リッチになったりしています。
そこで、温態時の始動不良状態になるまで約2時間放置。
水温が下がり始めた辺りで、O2センサの出力電圧を確認しながらエンジン始動してみました。
その時のO2センサ出力電圧は、リーン状態(0.025V)でした。
その後、しばらく確認していましたが、リーン状態のままでエンジンは少し失火状態で振動していました。
この事から、温態時始動不良の原因はO2センサでは無いと言う事が判明しました。
次に考えられるのはセンサは、「エアー フロー センサ」 「吸気温センサ」 「大気圧センサ」 「水温センサ」の不良です。
もしくは、インジェクタ不良か、二次エアーの吸入です。
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