GTウイングをDC2インテグラタイプRに装着したわれわれ取材班は、その効果を確認するため、南は走り屋のメッカ、鷲羽山スカイラインにその足をのばした・・・。
リアについた巨大なウイング。果たして効果のほどはいかがなものであろうか。
しかし、効果を確かめに山に入ったわれわれ取材班は、そこで驚くべき光景を目にしたのだった。
われわれが山に足を踏み入れたとたん、急激な冷気を感じた。そして、山にこだまする不気味な叫び声。われわれ取材班はそこで驚くべき光景を目の当たりにするのだった・・・。
突如として目の前に現れた奇妙な生物・。この生物は一応われわれの言葉を理解することができるらしい。しかし、こうどうは常に挙動不審でこの生き物が人間でないことをわれわれ取材班は直感で感じ取った。
そうだ、半年前から行方をくらましていた伝説の「鷲羽山の類人猿」に違いない!
われわれは目的を急遽変更して類人猿を記録として残すことにした・・・。
携帯用のガムをしきりに人間に与え、木の枝や棒をもって人間をつつきまわす謎の生物。そしてその生物はしきりにカメラで自分を撮影するように要求するのだ・・・。われわれは便宜上この生物を「チーター」と名づけることにした。
しかし、怪しい・・・。実に怪しい・・・。
今回、同行したスタッフで特によく被害にあっていたのがこの青年だった。隙あるごとに、この青年にたいしてチーターは、木の枝や棒を股間に押し付け、入れたり出したりしようとするのだ。
どうやらチーターは若い人間の男性が好物らしい。外見はオスに見えるが実際はメスなのかもしれない。どっちにしても固体が一体しかないので判断のしようがないのだ。
しばらくすると飼い主らしき人間がチーターの前に現れた。するととたんにおとなしくなるチーター。
一応飼い主の言うことは聞くのだが、この距離感は何だろうか。われわれ取材班はこの飼い主とチーターとの間にただならぬ深い溝があることを直感で感じ取ったのだった。チーターは何かをされたのかもしれない・・・。
しばらくわれわれはチーターの取材を続けていたのだが、収録時間の都合により、仕方なく鷲羽山を後にすることにした。名残惜しそうにわれわれ取材班を見送るチーター。われわれ取材班はこの奇妙な生き物をさらに取材することを約束して鷲羽山を後にしたのだった。
Posted at 2013/05/05 01:35:52 | |
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峠バトル | 日記