
ザスパ草津1-2FC岐阜。
現在2連勝と内容はともかく結果を出し始めたザスパ草津はアウェイでFC岐阜との対戦。しかし、この連勝中に存在感を見せ付けていたMF熊林親吾の負傷具合が気になるところ。
メンバーは、やはり熊林が間に合わず山田晃平が先発。また、前節プレー中に肩を痛めていたGK北一真が外れて、何とこれがデビュー戦となる伊藤拓真が先発。新潟県出身ながら前橋育英高校でプレーしていた伊藤は、昨年途中からザスパ草津U-23に所属。何度もプレーは見ていただけに心配は無い。
そして試合会場の長良川球技メドウ。2012年岐阜国体に向けた改修工事のための代替会場だが、噂に聞いていた劣悪なピッチは想像以上に酷い状態。おおよそプロの試合を行うレベルに無い。ポゼッションサッカーのザスパ草津には厳しい状態だ。いかにシンプルにプレーをするかが勝敗を左右しそうな予感がする。
試合は予想どおり、このピッチに大苦戦。リトリートして守備を固め、カウンターを狙うFC岐阜の攻勢。今に始まったことでは無いが、両SBが高い位置を取り、ボランチのカバー意識が低いザスパ草津はカウンターの餌食となる。それでも前半はスコアレスで終了。
FC岐阜の狙いは明白で、そこを押さえれば何の問題も無い相手のはずだが、そこを修正出来ないのがこのチームの悪いところ。試合は後半開始10分で終わる。ザスパ草津が攻め込んだ後のカウンターからあっさりと最終ラインの裏を取られ先制点を与えると、その直後バイタルエリアがポッカリ空いてミドルシュートを決められ万事休す。終盤猛反撃から1点返すもののあまりにも目が覚めるのが遅い。
自分達のサッカーを貫くことも重要だと思うが常に相手がいる。試合は生き物だ。その状況で最善のプレーを選択し、相手の狙いに対しての対策をしなければならない。。そこの修正力があまりにも足りな過ぎる。自分達のプレーで相手を圧倒出来る程の力は残念ながらザスパ草津には無い。監督、コーチからの指示が無くとも、プレーをする選手が常に考えて修正をするべきだ。
ザスパ草津が今以上に上に行くためには、ポゼッションサッカーの中での守備の最低限の約束事と修正力が必要になるだろう。そこの融合のために監督を変えたはず。既に今年はそれ程結果は求めていない。試合を通して、その部分の成熟を見極めていきたいと思う。
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ザスパ草津 | 日記
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2010/05/03 21:45:39