
前夜の魅惑のチャーンガールのせいで、すっかり恋患いになりながらも、気を取り直してメリディアンの朝食をガッツリ食べて、すっかり戦闘モードになった。
昨日借りたアドレス100がメリディアンの駐車場に威風堂々と停まっている。ベンツやBMWに囲まれて。
ヘルメットを被り、タレックスの偏光サングラスを掛け、キュルキュルとセルを回す。
フォーストロークの心地良いエンジン音が響き渡り、体中が武者震いする。
さて、タイの交通事情についてここで触れておこう。
以前にも書いた事があるんだけどさ、、交通ルールはあって無いようなもんだわな。
バイクなんて、まだちんこに毛の生えてない小学生が平気で運転してるし、ノーヘルにサンダル履きのオヤジ、3人乗りに4人乗り、女性の日傘を差しての運転。
こんなのは当たり前の日常的な光景。
まあ、無法地帯と言えなくもないが、その中にも不文律というか、法則みたあなものがあって、それさえ解れば、意外と運転しやすい。
道も幹線道路は良く整備されてる方じゃないかな。
舗装も良く車線の幅も広めに作られてる。
まあ、ちょっと脇道に入ると穴ぼこだらけだったり、赤土で泥だらけだったりするけど。
でも、さすがタイの道を走る為に開発された、ホンダのアドレス100。
悪路をものともしない、しなやかなサスペンションとトルクフルな走り。
最高速こそ、100キロ程度だが、出足は4ストにしちゃ速いよ。
ゼロヨンなら、スポーティな四輪にも勝つだろうね。
但しゼロヨンつっても40メートルだけどね。
ホテルを出発したばかりの頃は、ビクビクしながら片側2車線~4車線の道の一番左側(タイは日本と同じく左側通行である)を走ってた。
でも実はこれが一番リスキーな事に気がついた。
道の端は、舗装が荒れてたり、砂が浮いてたりするし、急に道路沿いから車が出てきたり、追い抜いた車が突然目の前で左折したり。
意を決して、スロットルをぐいっと回して、道路の真ん中を走る方が走りやすい。
さて、バイクにも慣れて、俺は、ミャンマーとの国境の山岳地帯、メーサロンを目指し、フルスロットルでひた走る。

Posted at 2010/09/02 19:23:17 | |
トラックバック(0) | 旅行/地域