昨晩の学生時代の友人たちとの飲み会の帰りの話。市内中心街のタクシーの列の中から、ついに前々から気になっていたC32ローレルセダンの個人タクシーを発見(飲み終わりの深夜にはもういないことが多い)!早速乗り込み、酒が回って気分が高揚していたのも手伝い、自宅までの約5分間、運転手の方と出来る限りの話をした。『帯55』の事業用ナンバーが眩しい。昭和60年車ということで、なんと25年選手であるそのローレルの走行距離は驚異の86万㌔。搭載されるLD28型はカムとクランクを2度交換されているらしいが、そのおかげもあってかまだまだ現役といったところ。シートとルーフライニングも張り替えられていたが、豪華な柄付マルーンカラー生地もクルマのイメージとピッタリ。『かなり古くなりましたけど、乗りっぱなしはしませんから。もうそろそろ部品もなくなってきたけど、動く間は乗ろうと思ってるんです。』とは運転手の方の言葉である。運転手の方のローレルを愛する気持ちは素晴らしいものであった。タクシーに乗ってあんなに楽しかったのは初めてである。また乗せてください、と言い残して降車した。