「峠道、楽しいからいいけど…」
和田宿からの扉峠のアプローチは、比較的ゆるい坂道です。
大した急カーブもなく、パドルシフトに切り替えて3速と4速でランダー嬢は登って行きます。
しばらく走ると、つづら折りの急カーブが現れ坂も少し急になってきました。路面もかなり荒れています。シフトは2速と3速が中心になりました。
トルクのあるランダー嬢ですから3速だけでも登れますが、やっぱり指でパコパコしながらの運転の方が楽しい!^^
それと、体のわりに回転半径の小さいランダー嬢は、結構きついつづら折りでもなんなくこなしていきます。^^
次の峠越えは松本を過ぎてからの安房峠越えだと思ってたのに、想定外の峠越えを選んでくれたナビに感謝しちゃったりして…。^^
しばらく走ると、霧で少しかすんだ
正面に案内板が見えてきました。
「霧ヶ峰-美ヶ原…。なに?ここってビーナスライン?」
「今、上がってきた道は、ビーナスラインに合流する道だったんかい?」
「しかし、霧ヶ峰と松本が同じ方向ってど~ゆ~こと?」
ナビまかせのドライブは、どこかで自覚が欠けてるというか、白痴化してるっていうか、自動的におバカになるのがヤバいところ。
ナビの方は、平然と、
「扉峠はまだ先でっせ!」と言っています。
「がってん!んじゃ扉峠を目指しましょ!」
なんのことはない、ものの5分で扉峠に到着。
時刻は8時を少しまわったところ。
碓氷峠旧道以来、2回目の小休止を取ることにしました。
お約束の
ランダー嬢の記念写真をパチッ!
いろんな案内板があります。
案内板A
「ふむふむ。やっぱりビーナスラインだったわけね」^^
案内板B
「なんじゃこりゃぁ??扉峠って五差路になってるし…」
「ほんで、オイラはこの右上の扉峠入口からここまで来たんだ…」
「んで、松本はどっちよ?」
案内板C
「はいはい。松本はここを左に行くんだね」
しばし休憩も取ったんで、駐車場のようなところに止めてあったランダー嬢に乗り込みエンジンスタート!
コルスピマフラーの始動音、いいです!!
クルリとランダー嬢を反転させて、いざ松本!
って思ったら、
ナビの指示する道は、これです。
案内板と違う道です…。
「・・・・・・・・・・・・・・」(・_・;)
これ…です…。
案内板Bにあった白い道を扉温泉に向かって下りろという指示です。
しつこいけど、これです。
いいんでしょうか???
・・・・・・・・・
盤面を前に、しばし次の一手を考えるBlackShark5段。
『先生。お時間です』
パシッ!
「逝きます!!」
悪手でした…。(>_<)
舗装路面ですが、相当、逝っちゃってます…。
落石注意の看板が乱立してます。
でも、路面にはすでにソフトボール大の落石が…。
土砂も路面に…。
「すれ違い困難」の看板がありましたが、間違いです。
「すれ違い不可能」。これが正しい表現です。
きっちり1車線(3m)で、言われなくたって路肩がヤバいのは分かります。
雨上がりで水も出てるんですから…。
さらに、ナビが示す先の道は、つづら折りではなく、
糸くずがグチャグチャに丸まったみたいになってるところが2か所あります…。
しかも、画面には
「わるい沢」っていう地名まで表示され、その場の雰囲気を盛り上げています。
「怖いよ~~」(>_<)
気持ちのいい外気を吸い込もうと思い、開けてた窓を閉めました。
だって、落石の直撃を頭にでも喰らったらアウトですから…。
路面に落ちてる落石をできるだけよけながら走りました。
だって、鋭利なところを踏んでパンクでもしたらアウトですから…。
時間にしたら約20分だけど、ホントに命の縮む思いをしました。
もう二度と結構です。
マジに怖くって、少しでも早く通り抜けたいと思い写真を撮れませんでした…。
エンタメ報道カメラマンとしては失格です。
すんません。<(_ _)>
<後日談&重要情報>
あまりにもヤバい経験だったんで、帰ってきてからいろいろ調べました。
こんなのが見つかりました。
あの下りは逝ってはいけなかったんです。やっぱ。
「よもぎこば林道」と「市道三城線」を使うのがベターのようです。
「よもぎこば林道」は現在、有料ではありません。
ナビはその情報が反映されていなかったようで、一般道優先で県道67号を選択したみたいです。
● 恐怖の道は、県道67号です。
国道142号和田宿からのアプローチは通行OK
扉峠から扉温泉方向に下りるのは厳禁!
逆方向、薄川第三発電所方面からのアプローチは扉温泉ぐらいまではOK
同方面からも、扉峠を目指すのは厳禁!
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カーナビ | 旅行/地域
Posted at
2010/07/12 17:42:45