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2015年01月12日

アっクんと行く イタリア8日間の旅 ~ヴァチカン市国~

アっクんと行く イタリア8日間の旅 ~ヴァチカン市国~








今回は、このイタリア旅行のメインであるヴァチカン市国へ向かいます。
ここはさすがにガイドさんが居ないと入るのさえ難しいので、
旅行会社のオプショナルツアーで行きました。

最初に、ヴァチカン市国についてちょっとご紹介。

ヴァチカン市国は、ローマ市の北西部に位置する独立国家です。
国の面積は0.44km2で、そのほとんどは教皇が暮らすヴァチカン宮殿や
サン・ピエトロ大聖堂、ヴァチカン博物館などの施設で占められています。

313年、コンスタンティヌス帝がミラノ勅令によりキリスト教を公認。
324年に聖ペテロが殉教したとされる場所にサン・ピエトロ大聖堂の前身となる
大聖堂が建設され、ヴァチカンの歴史が始まります。

1870年のイタリア統一の際に王国領となるも、1929年にイタリアと
ローマ法王庁との間でラテラノ条約が締結され、ヴァチカン市国が
誕生しました。

ということで、長々と書いてしまいましたが。
要するに、ローマ市内にあってローマではない、
ヴァチカン市国という独立国家なわけです。

ローマ法王については、たまにニュースなどでも話題になりますよね。

そんなヴァチカン市国、まず最初はヴァチカン博物館から見学します★

■ ヴァチカン博物館

16世紀初頭に、教皇ユリウス3世が古代ギリシアの彫刻を中庭に置いたことが
きっかけで作られたそうです。
ヴァチカン宮殿やシスティーナ礼拝堂とも繋がっていて、
全てを総称してヴァチカン博物館と呼ぶことも多いとか。

これがヴァチカン博物館の入口。



ゲートの上に居るのは、ミケランジェロとラファエロだそうです。

博物館の入口を入ると、セキュリティチェックを受けたあとに
庭園への道を進みます。
ここが、ヴァチカン市国なのです。



四方を建物に囲まれているけど、広大な庭園は圧迫感を全く感じさせません。
それよりも、なんというか、言葉に出来ないようなピリッとしたムードがありました。
カトリックの総本山として聖なる場所であるとともに、
厳重な警備体制が敷かれているんだろうなって思いました。







ブロンズ製の松ぼっくりが可愛らしいオブジェになっている中庭もあります。

この松ぼっくり、実は1~2世紀にローマで作られた噴水なのだそうです。
今はオブジェとしての機能しかなく、来訪者を歓迎する役割のようです。

そしてヴァチカン博物館の中へ。

この辺りはどこもかしこも芸術品ばかりで、博物館の中も外も関係ない感じ。



これは、世紀の美少年として名高いベルヴェデーレの「アポロ」像。



こちらも有名、「ラオコーン」像。



博物館の中に入ると、どこを見ても芸術作品ばかり!



特に壮大な天井画には目を見張ります。







これはロダン作、「考える人」。知っている人も多いのでは?
もちろん本物です。



博物館の窓から、中庭が見えました。
四方を建物に囲まれた真ん中の空間が、駐車場になっているようです。



こちらの彫刻は、古代ローマ時代の馬車レースに出場していた2頭立ての馬車。



前回のブログで、フォロ・ロマーノの前の広場で馬車レースをしていたって書いたけど、
こんな感じの馬車達が順位を争ってレースしていたんだそうです。
今で言うところのF-1、この馬車はフェラーリなんでしょうかね?(^▽^;)

そしてこのヴァチカン博物館の必見スポットはここ。
「ラファエロの間」です。









前回のブログでも少し名前を出しましたが、ローマの中心にある
「パンテオン」という建物に眠っている画家、ラファエロの作品群です。

ラファエロはフィレンツェ出身で、ミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチと並んで
天才と称されますが、その中でもっとも当時の人々に好かれ、人気を博した画家です。

才能・優しさ・社交性を兼ね備え、そして類まれな美青年だったラファエロ。
彼の言葉で有名なのはこの言葉。
「たくさんの女性と遊ばないと、美しい女性像は描けないだろう?(´ー `)」
すごいよね、プレイボーイ中のプレイボーイ(笑)

女性にもてただけでなく、貴族や上流階級の人々にも好かれたという彼。
仕事も恋も順風満帆!
でもそんな彼は、女性と遊びすぎた事が理由で若い命を散らしたとか・・・。

そんなラファエロの間を抜け、長い長い廊下を歩いていくと。
私がずっと見たかった、あの場所への扉がありました。

■ システィーナ礼拝堂

ここが、このヴァチカン美術館の中で最奥部にあり、
1477年~1480年にかけて建設された、最も貴重な礼拝堂です。

入った瞬間から、その圧倒的なスケールと凄まじい迫力に、身体が硬直しました。



そしてこれが、あのミケランジェロが生命を削ってまで描き上げた最高傑作、
「最後の審判」。

絵のテーマは、新約聖書の黙示録に記された「この世の終末における神の審判」を
表しています。



絵を仕上げるのに掛かった期間は、4年以上。
この絵を描くために、ミケランジェロは色んなものを犠牲にしました。

天井画を描くときには垂れた絵具で視力を失い、
上を向きつづけたために腰が曲がったままになってしまい、
過酷な生活を送ったため、栄養失調からか髪も抜け、
一気に老け込んでしまったそうです。

そんなミケランジェロの魂の作品が目の前にあるんだ。
礼拝堂の中は体育館程もあり、絵も間近に接近して見られるわけじゃない。
でも、この空間全体からミケランジェロの魂の叫びが聞こえるような気がして、
身体の中から震えるような感覚に捕らわれました。

これが本物。世界中から多くの人々がこれを見るために訪れる、彼の至極の作品。
時間や費用を割いても、見に来るだけの価値がある。

ヘボいなりに絵を描く身として、
このストイックなミケランジェロの精神に触れるというのは、
とても意味のある事のように感じました。

事実、私はこのミケランジェロの執念とも言うべき作品に心を打たれ、
自分の信念を貫く決心をしました。
自分がやりたいと思う事を、やってみよう。
途中で諦めないで、最後までやり遂げてみよう。

ずっと悩んでいたけど、最後に私の背中を教えてくれたのは
ミケランジェロだったなあ。

余談だけど、このシスティーナ礼拝堂は近年においてだいぶ汚れてしまったそう。
絵も薄汚れてしまい、本来の色彩が見えなくなっていたとか。

そこで、このシスティーナ礼拝堂の修復作業が行われ、その億単位の費用は全額、
なんと日本のテレビ局、日本テレビが支出したんだって!!(゚ロ゚屮)屮
すごいな、こんなところに日本の援助があったとは。
テレビ局ってお金持ちなんだなあ。

このシスティーナ礼拝堂内は、常に警備員が目を光らせていて
中央部分では立ち止まることさえ咎められる。
私語もダメ。
だからあまりゆっくり鑑賞出来なかったのが残念だわ(TmT)ウゥゥ・・・

それと、この場所は写真撮影禁止なので、画像はお借りしたものを掲載しています。


そのヴァチカン博物館を出ると、すぐ横に聳え立つのがここ。
ヴァチカン市国のメインとも言うべき、大聖堂。

■ サン・ピエトロ大聖堂



世界中のカトリック信者が参拝に訪れる聖地。
この教会内部には、ルネッサンスからバロックにかけての芸術作品が安置されており、
それらを鑑賞することが出来ます。

ローマ教皇の肖像も飾られていました。ここでミサが行われることもあるんですよね。

そんなサン・ピエトロ大聖堂の内部をご紹介。



手前の大天蓋は、ベルニーニが手掛けたブロンズ製のもの。
細部にまで施された精緻な彫刻は、祭壇を美しく飾っています。



これは大聖堂のなかでも最重要作品の一つ。
ミケランジェロ作 「ピエタ」。



死せるキリストを腕に抱く、母マリアの深い悲しみを表しています。

この時もたくさんの人たちがこの像の周りを取り囲むように魅入っていました。
私も間近で見たけれど、この情景が現実となって目に浮かぶようで、
ジーン・・・と胸が熱くなるような作品でした。



礼拝堂の左右の天井にはいくつも明かり取りの丸い窓があります。
そのドーム状になった球形の内側には、柔らかい光に包まれた
天使達の絵画が見られました。



このサン・ピエトロ大聖堂を言葉で表すとしたら、「荘厳」で「華麗」。
そして「豪奢」。
他には表現のしようがないんだよね。
360°どこを見回しても美しい彫刻と装飾に囲まれていて、
ここが聖地であることを認識させられます。



これは聖女ヘレナ。



聖女ベロニカ。

祭壇も複数あって、それぞれが大聖堂の中で区切られた部屋のように
なっています。





中には、こんな場所もありました。



ここの中央の祭壇は「司教座」と呼ばれているそうです。
これも天蓋と同じくベルニーニが制作したブロンズの装飾で、
中央のステンドグラスを光源に使用しているとか。
天からそそぐ神々しい光が神秘的です。


システィーナ礼拝堂とサン・ピエトロ大聖堂。
この2箇所は、日常の生活とは完全に隔離された時間が流れる場所でした。

清々しい気持ちになって外へ出ると、秋めいた風が涼しくて
心地よく頬を撫でてくれました(*'-'*)

大聖堂を出て目の前に広がるサン・ピエトロ広場の横をふと見ると、
何やら人だかりが。



そこには、特徴的な衣装に身を包むスイス衛兵が居ました。
この人達はローマ教皇の衛兵隊。兵役を経験した19~30歳の
独身男性が起用され、身長174cm以上のスイス人だけが
この任務に付けるそうです。



この人、サッカーのロナウド選手に似てない?
すっごいイケメン!そりゃあ周りの女性達も黄色い声を上げるよねえ(笑)
彼らの衣装は、ミケランジェロがデザインしたとも言われているみたい。

本日最後の写真はこちら。ヴァチカン市国の郵便ポスト。



とっても可愛らしいポストだよね!
ここから郵便物を差し出したら、どんな消印を押して貰えるんだろう。
試しに自分宛の郵便物を出してみれば良かったなあ(▼-▼*)

この隣には郵便局があって、記念切手やお土産物を売っていました。
私も記念にローマ教皇のお顔が印刷された切手とコインのセットを
購入してきましたよっ(*'ー'*)

それにしても、とても充実した時間だったなあ。
半日だけだけど、ローマとは全く違った景色を見ることが出来ました。
ここを訪れる予定の方は、予約をするかガイドツアーを申し込むといいですよ♪

さて。
いよいよ次回がこのイタリア旅行記の最終回。
イタリア最後の日は、ローマを出てカプリ島へ向かいました。
ぜひ、神秘的で美しい青の洞窟にご期待ください(゚∇^*) ♪
ブログ一覧 | shimarinのアクセラ日記 | 日記
Posted at 2015/01/12 18:12:03

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