愛車について振り返る②ソアラ初代

日本の高給クーペといったらソアラ、
もうすぐ５０を迎えそうな私世代には
みんなそのイメージをインプットされているに違いない、
と思い込んでます。　ウィキってみますと、


「2000GTのような新しいイメージリーダーが欲しい」と声が上がっていたことから世界レベルで通用する高級車、ベンツ・SLクラス、BMW・6シリーズなどの高級GTカーを目標に開発されたと記載されている
クーペ市場でのセールスでは一人勝ちだと。
そして、トヨタ自動車の先端技術の多くを初採用したイメージリーダーカーでもあった。

こんな凄い車に憧れるほど性能には興味はなかった、しかし、友人が持っている愛車をみんなで乗り
ドライブ、そりゃ速いなんてもんじゃない、調子に乗って飛ばしました、

結果、ケツ振ってオツリもらって後楽園の街灯にガツーン！！

街灯倒れました、ラジエターは破裂、煙が舞う、、

そのなかでカーステレオから流れる音楽がユーミンの
守ってあげたい、クルマがひしゃげてボンネットが目の前までめくれ上がり煙が立つ視界は
幻想的な景色。

シートベルトしてたから助かった、というか街灯に当たらなければたぶん
水道橋外堀沿いの川、落ちたら２０mくらいあるかな、死んでましたね。

ぶつかってラッキーかも、
とこっからが大変、まず友人の車ということもありこれはもれなく弁償
親にバレたくないので
愛車やバイクを売ったりしてお金を集めようとしたけれど未成年にはちとキツかった、
この時後にも最後にも友人に頭下げてお金貸してってまわったのですが当然誰も貸さないどころか
避けられるようになって、親に頭を下げ、100万の帯で頭叩かれそれ持って
ケジメつけてこいっと、持ち主に対してはこれで解決

そして同乗者のお詫び、3人で乗っていたけれど
ひとりの親がいわゆる土建屋のムスコで威勢がいい親だった
働いていないプータローだったのにもかかわらず収入保障や怪我（かすり傷）の賠償、
また入院までさせて一切合切の面倒を要求された、
これはウチの親が出て行きひと言でなにも言わなくなった、
イカツイことをしたわけでなく弁護士を連れて話にいくよ、といっただけだと思う。

結果、友人のところに長くおかせてもらったがこのソアラは1日、いや、ワンナイトのみの
お供、親のお金とはいえ、購入はしたので1日のみの２代目愛車として心に刻んだのです。

この時に大事なことを学びました。
迷惑をかけてかかわった方々には本当に申し訳なく思ったのですが

人は何かあるとトラブルから裂けて自分の主張を優先する、これは当然だし誰も
攻めるつもりもないが、時として、自分をも犠牲にして庇おうとするお人よしも現われる

この時未成年にも関わらず愛車を売り、お金を貸してくれる友人が表れた。
彼のおかげで親友という言葉を使わなくなった、この歳まで生きてて彼しかその言葉がはまらない
彼の好意に甘えちゃいけない、と気持は嬉しいけど、と自身の心の癒しさに気がつきました、
結果的に親に甘えてしまい、頭を丸めて勘弁してもらっちゃいましたが。


この友人こそ一生をもって恩返しをしようと常に心に刻み、また彼に負けない人生を
過ごそうと頑張っている、つもり、因みに彼は富士のワンメイクでレコードをも持つ、
クルマ運転のプロである、　そしてクルマ業界で仕事をしていて彼より運転の上手い人に
まだあった事はない、、因みに普段はメチャメチャ仲が悪い笑

一生かけてそう思えるような人に出会うきっかけの愛車、たった1日だけど
人生に大きな影響を与えてくれた１台でした。