ドライブレコーダー 取付② 【本体埋込編】
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
①【カメラ&GPS編】からの続きです。
一旦取り外したゴムマット付きトレイを観察してみます。表面のゴムマットは裏面のPP(ポリプロピレン)製トレイに前後のゴム耳4箇所を引っ掛けて固定されているので、耳を起こして分離できます。ゴムマットの裏面には青色の両面テープが貼られていますが、ここに上方に設置したドリンクホルダーからの結露水が落下、進入して両面テープが剥がれ、結果的にゴムマットの手前中央部が浮き上がってしまっている様です。当該ゴムマットはもう使用しませんが、フロントコンソールトレイへの結露水落下対策は必要かと思います。
PP製トレイは、前面と側面の爪4箇所を差し込んでフロントコンソールに固定されていました。仕組みが解ってしまえば取り外すのは簡単ですね。
それとトレイ後側の四角い穴2箇所にシフトパネル前側の爪を差し込んで固定する様になっています。PP製トレイが付いていない状態だと、シフトパネルがしっかり固定出来なくてグラつくので、PP製トレイを加工してから再度フロントコンソールに装着する必要があります。
2
PP製トレイの加工は後回しにして、DMM.make(クリエーターズマーケット)で購入したフロントコンソールトレイを加工してドラレコ本体ユニットを埋め込める様にします。このトレイですが、当初購入したのはトレイが左右分割されていて組立式でビスで固定する製品でした。
https://minkara.carview.co.jp/userid/796763/car/1949501/4343674/note.aspx
当初の製品だと大きく開口を設けるのは難しいので、勿体無いですが1枚物の製品を購入し直しました。DMM.makeの場合、一定サイズを超えるとプリント素材が"ナイロン樹脂製ナチュラル色の素地仕上げ"しか選べないのですが、塗装出来る事は確認済みなので問題ありません。
全体をマスキングテープで養生してから、ドラレコ本体ユニットを押し当てて開口位置を描きます。線の少し内側にドリルで連続した穴を開けカッターナイフで切り抜きます。その後にカッターナイフ・ミニルーター・金属ヤスリを駆使して慎重に開口の縁を整えていきます。
3
開口を整える過程では、何度もドラレコ本体ユニットをあてがって開口が大きくなり過ぎない様調整しながら削っていき、最終的にサンドペーパーで仕上げた状態でキツキツで嵌る様にしました。開口寸法は幅78mm・高さ57mmほどですが、横位置はドラレコ本体ユニット背面の配線プラグスペースを考慮して出来るだけ運転席側に寄せ、縦位置はUSBプラグやシガープラグ機器の差し込みスペースを考慮して出来るだけ後席側に寄せました。縦位置は出来ればフロントコンソールトレイ表面の面落ち範囲内に収めたかったのですが、L型USBプラグでもかわすのがギリギリだったので写真の様に目一杯はみ出さざるを得ませんでした(^^;)
また、かわしたと思っていた上端のUSBソケットに刺したL型USBプラグですが、微妙に干渉していたので当たる部分をミニルーターで削って窪みを付けました。ホントに全てがギリギリでしたね(汗
この後、塗装を施します。前回同様、ミッチャクロン→染めQブラック→染めQ艶消しクリアの順にスプレーしました。
4
ここで後回しにしていた純正PP製トレイの加工に入ります。
①フロントコンソールトレイに嵌め込んだドラレコ本体ユニットと干渉する部分を開口して、つっかえない様にする。
②USBノイズフィルターからのUSBケーブルを通す切り欠きを設ける。
③ドラレコ関連の配線ケーブル4本束を通す切り欠きを設ける。
の3点を実施します。
①は開口を大きくし過ぎるとトレイの強度が弱くなりますし、②③はケーブルをしっかり固定しないと裏でATシフトのワイヤーと接触の恐れがあるので、何れも必要最小限の大きさに抑えています。途中何度も室内と車内を行き来して現場合わせしたので疲れました。開口部の仕上げに関しては雑ですが、機能さえ満たせば見えない部分なので気にしていませんww
5
加工が完了して再装着しました。ケーブルはしっかり固定出来ていますし、手前のシフトパネルも爪が嵌ってしっかり固定出来ました。
L型プラグを使えばUSBソケットは上下2箇所とも利用可能ですが、シガーソケットはそもそも蓋を開けた状態だとフロントコンソールトレイと干渉してしまうので、使用するには純正の蓋を外す(壊す?)必要があります(爆
それとこのタイミングで、CDプレーヤー下部にGioiAさんのピアノブラックインテリアパネルを貼り付けました。CDプレーヤー開口部分を貼り付ける際にカットして保管していた物です。
http://minkara.carview.co.jp/userid/796763/car/1949501/3793047/note.aspx
このインテリアパネルの下端がちょうどうまい具合にフロントコンソールトレイの前辺をホールドしてくれますし、見た目も良いので一石二鳥でした。
6
①フロントコンソールトレイにドラレコ本体ユニットを嵌め込んだだけでは心許ないので、裏面にアルミ板でステーを作って両面テープで固定しました。
また、トレイの周囲4辺には裏側からLEDの光を当てて額縁状に光らせる目論見で透明のドアエッジモールを細くカットして貼り付けたのですが、モールが厚過ぎてトレイが上手く嵌らなかったので、あっさり諦め、エーモンのショックノンテープNo1750(2mm厚)を貼り直しました。
②③試運転録画時にドラレコ本体ユニットが自己発熱してかなり高温になっていたので、"クールスタッド"という放熱シートを裏面に貼り付けました。本来は裏蓋を外して内部の金属部分に直接貼った方が効果的なのですが、1年間の保証期間内は分解しないで様子を見る事にします。
④表面の面落ち部分には、初代のトレイでは滑り止めとクッションを兼ねてエーモンのショックノンテープを貼っていましたが、今回は見た目重視でハセプロのマジカルカーボンシートを貼り付けました。
7
最後にドラレコ本体ユニットを固定したフロントコンソールトレイを取り付けます。
①カメラ類の4本の配線プラグを本体ユニット側面に差し込んで、ケーブル固定アダプターを嵌めて固定します。本来なら更に裏蓋を嵌めるのですが、この裏蓋が一旦嵌めると固くて外すのがメチャクチャ大変なので今回は取り付けていません。プラグのズレによる接続不良防止には、これで充分と判断しました。
②10mmのコルゲートチューブで束ねたケーブルをPP製トレイの切り欠き穴に真上から押し込みながら、フロントコンソールトレイを嵌め込んで固定します。
③周囲のショックノンテープが良い具合に潰れてしっかり隙間なく固定出来ました。
④液晶ディスプレー上に物が落下するとマズいので、保護の為上に薄めのポリカーボネート板を乗せようかと思案中です。
8
録画した動画を本体ユニットで再生できるのですが、如何せん2.7インチモニターは小さすぎてナンバープレート等は確認出来ません。
画像を細かく解析するには、フロントコンソールトレイを持ち上げて本体ユニット側面のスロットからSDカードを取り出し、PCにインストールした専用ビュアーソフトで再生する必要があります。ビュアーソフトはBLACKBUEの物ほど洗練されておらず、日本語表示もできませんがGoogleマップと連携して解りやすく表示されます。
長文を最後まで読んで頂きありがとうございます。
DMM.makeのフロントコンソールトレイに何かの機器を埋め込んでみたい!とお考えの方がいらっしゃいましたら多少なりとも参考にして頂ければ幸いです(爆
siecle/レスポンスブースターの有機ELディスプレイとかカッコ良さゲデスよね~(毒
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( ドライブレコーダー の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク