いろんな力で、針は動く

東日本大震災から一週間が経過しました。


被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。


一人でも多くの方が救出されること、


また昼夜を問わず、被災者救助や災害対策をしている方々の安全、


数多くの動物たちの生存を祈るばかりです。

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その時、確かに時は止まった…




マリア「ねえねえ。この時計の針、動いていないわ。」

そんなことはないよ。

マリア「でも動いてない…。」

見かけ的には、止まっているように見えるけど、

すごくゆっくり、針は動いているんだ。

マリア「どうして？」

それはね、針を動かすエネルギーが少なくなっているからだよ。

マリア「エネルギー？」

そう、エネルギー。

でも大丈夫！いま、どんどん増えているんだ！！

マリア「どんなエネルギーがあるの？」

エネルギーは大きくわけて、三つあるよ。

近く、中間、遠く、ってね。

マリア「よく分からないわ。」

近くはね…



困っている人を直に救助したりすることで、エネルギーは大きいんだ。

また場合によっては、



国境を越えて、支援にやってくるんだよ。

マリア「近くは、凄いのね～。」

でもね。近くの最大の欠点として、支援する人が限定されて、人数は少ないんだよ。

マリア「そうなんだ～。」

少ない食料や水をみんなで分けて、頑張っているんだ！




マリア「マリアに出来るかな？」

ちょっと難しいかも。だってマリアは、食いしん坊…（いてて）

つ、次は、中間だね。



中間は、有志で募金したり、節電したりすることだよ。

エネルギーは、小さいものから大きなものまであるんだ。

マリア「どうしてバラツキがあるの？」

それは…。

まあとにかく、中間の利点は、多くの人からエネルギーを貰えることなんだ。

マリア「少なくても、数を集めれば、多くなるもんね。」

（…ごめんね、エネルギーが小さくて。）

最後は、遠くだね。

遠くはエネルギーは小さいけど、長期的にエネルギーを貰えるんだよ。

マリア「どんなことをすればいいの？」

仕事をしたり、家事をしたりすることで、経済が成り立ちエネルギーが生成するんだ！

マリア「普通の、日常生活のこと？」

そうだね。一例だけど…



生地をふみふみして、うどんを作ってます。



文太が豆腐を作って、お客さんに販売しています。
 

 オフィスの中で仕事をする人々。そして定時になり…


家に帰宅します。


家で出迎える家族たち…。


マリア「ふーん、それでどれが一番いいの？」

どれも大事なことだよ。

自分がやれることを、きちんとやるのが一番だと思う。

マリア「あれっ？ちょっとだけ、針が進んでいるわ。」



いまこの時も、いろんなエネルギーが少しずつ集まっているんだね～

マリア「なんだか眠くなって…きた…わ……。」

難しい話を聞いたせいか、マリアちゃん眠っちゃったようですね。

『おやすみ、マリア♪』



マリアは知らないけど…

マリアの寝顔もエネルギーになってるんだよ。

さて明日も一日、頑張りますか！

　
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