
写真は、私の宝物。
一番ツライ時にプレゼントでもらった大切な写真。
集合写真は、入院する5ヶ月前にとったもの。
…「またここに戻りたい」と強く思えた写真。
後ろの左にある写真は、集合写真のイベントの時に走ってる姿の写真。
私が入院してすぐ、同じ病院に骨折で入院していた奥様を車椅子に乗せて一緒に病室に来てくださった素敵なご夫婦。旦那様が撮ってくださった写真。
後ろの真ん中のシルバーのがくに入ってる写真は、入院する寸前まで参戦していたジムカーナのシリーズ戦、その右隣のピンク文字入りのは4戦目で2位になった時のたて。
入院さてすぐに、わざわざ届けにきてくれました。
前の青い写真たてに入ってる写真は、入院直後、子供達と旦那と4人で病室に居るときに、私と子供達の最後の写真と思って撮った写真。
これは本当に、最後の写真になると思って撮った写真だから、凄く思い入れがある写真(娘…年中、息子…7ヶ月。)
2005年12月25日
この年は大雪でした。
「2週間以内に死んでしまう確率…99%です。二週間を乗り切れば普通の生活に戻れる可能性はあります。」
そんな告知を受けて7ヶ月入院後、退院してから5年がたちました。
あの7ヶ月間の長く本当にツライ治療を乗り越えられたのは、子供達の存在、家族、そして、お見舞いに来てくれた仲間達。
「○○さんね部屋はいつも宴会場みたいに笑顔がたえないね!」と主治医に言われる位、たくさんの人が毎日きてくれました。
本当に、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
私はバカだから、いつも言葉と行動が違ったり、感謝の気持ちを表す事が難しくて感じてもらえなかったりしてしまってる事も多々あると思いますが、今、こうして居られるのは、たくさんの方々の支えや、目標をくれた人、いろんな形でたくさん勇気とパワーをもらいました。
本当に、ありがとうございました。
完全なる完治と言うのが有るのか…無いのか…
それは、今だにわからない。そんな爆弾を体に巻き付けて歩いてる日々。
でも、言えるのは
「病気になってたくさん得るものがあった。」
っていう事。
良かった事も、悪かった事も健康な時とは違う目線でたくさん感じる事があった。
病気になったからこそ、感じる事があったり、病気になってしまったがために…って悔やむ事も。普通とは違った感じ方や考え方ができて良いのか、悪いのか…ん~~…
ただ本当に心から思うのが「病気になったのが私で良かった。」
って本当に思います。
子供達じゃなくて、
旦那じゃなくて、
親じゃなくて、
お兄ちゃん達じゃなくて、友達じゃなくて、
仲間じゃなくて、
私で良かった…と。
これは、入院した時からずっと素直にそう思ってます。
だから私が入院する前から付き合いのある方々も、退院後に出会った方々も、今私と関わりの有る方々には、本当に“健康”で居てほしいと思います。
現実、白血病はまだ謎が多い病気で、医師によって考え方が違ったりする部分は多々あります。
遺伝子の病気には完治がない。
とか、
移植レベルじゃなくても、それなりに強い抗がん剤治療をしたから二次的な癌ができやすい。半年~年一回は検査したほうがいぃ。
とか…
現実的にはいろいろあります。
生きるって大変…
ってボソッと言ったら、主治医が「生きる事が一番大変なんだよ。」と言いました。
多くは語らない言葉の中からいろんな事を感じる言葉でした。
残念な事…と言うか…
何と言うのが一番シックリくるのか、今だにわからないけど、治療の影響で心臓に負担がかかってしまった事。
目が悪くなった事。
それが残念…って言うか…
でも、これがツライ治療を乗り越えてきた証拠と思ってます。
単純計算すれば“残り”なんてサクッと出ちゃうけど、私は子供達が成人するまで(娘は後10年、息子は後14年)は、最低でも生きなきゃならない責任がありますからね…
頑張らんばなりませんね。
欲を言えば、孫の顔も見たいですからね。
頑張らんばなりませんね…
人生いろいろあるけど、泣いたり怒ったりしている日より、笑って幸せと思って居られる日の方が多ければいいのにな…
悔いのない日々を過ごして生きたいと思います。
嘘も偽りもない、ただただ素直に…
みんな、ありがとう。

Posted at 2011/08/01 12:23:31 | |
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