この度パソコン用キーボードを買い換えたのでご紹介しましょう。
元々はパソコン本体(DELL)に付属のキーボードを利用していたのですが
以下の問題・課題がありました。
(1)Ctrlキーを小指で押下するためCaps Lockキーと入れ替えていた。
入れ替えはのどか(シェアウェア)で実現していたが、たまにキーを
離しても押しっぱなしになる現象が発生していた。
ソフトウェアでキー入れ替えを実現する方法は他のフリーウェアを
使ったりレジストリを書き換える等いくつかあったが、一部のゲーム
に対応できず、押しっぱなしになるのを我慢してものどかを使って
いた。(入れ替えができないよりはずっとマシだったので)
(2)キーのタッチ感が非常に悪く、特に多用するリターンキー等いくつかの
キーは押す時にガスガスと引っかかったり、すぐに戻らなかったりと
かなり傷んでいた。
(3)ゲーム中、ダッシュしながら、斜め後ろ移動、しながら攻撃する、
みたいな動作ができなかった。
(1)のお話はCaps Lockの位置に違和感を感じていない人には無縁のお話
でありますが、パソコン界では昔からの大きな課題です。
色々試した上でのどかというシェアウェアに行き着いたのですが、上記の
ようにキーが押しっぱなしになるという問題がありました。
またWindows8正式対応に合わせて新バージョンが公開されているのですが、
これを利用するには以前のバージョンを利用していた人でも新たに購入を
する必要がありました。
(2)のお話はキーボードの構造上の問題です。
完成品に付属されているキーボードの多くは、コスト削減のために非常に
簡易な構造・安価なパーツで作成されたキーボードです。
押しやすさや耐久性には期待できません。
手の大きさやキーを打つ強さなんて人それぞれですし、パソコンを何に使う
かによってキーボードがどれだけ重要かってのも変わってきます。
まずは安価な標準品を利用し、不満がある人は必要に応じてオプションを
購入するという製品構成は正しいと思います。
(3)のお話はキーの同時押し問題と言われているものです。
オフィス用途ではこのような問題に遭遇しないと思いますが、ゲームの
ようにいくつかのキーを同時に押す事で実現できる動きがある場合、同時
許容数は重要なポイントとなります。
年末を目処にパソコンを新調する予定でありましたが、キーボードだけ
先行して買い換えた形になります。
パソコンというとCPUとかディスクとか、ゲーム用途であればビデオカード
などのパーツに注力しがちですが、人間の操作をパソコンに伝えるパーツが
キーボードですので、これもかなり重要なんですよね。
長時間ハードに使う方は特に。
さて、今回購入したキーボードですが東プレというメーカーが販売している
リアルフォースというシリーズの108UD-A(XE01B0)というモデルです。
購入価格¥19,762(税込み・送料込み)。
リアルフォースシリーズはオフィス用途からゲーマーまで幅広く支持されて
いる高級キーボード。
タッチ感、安定感、耐久性、どれもキーボードという製品群の中ではトップ
クラスのものです。高いですが。
なによりこのモデルの良いところはディップスイッチ付で、一部のキーを
ハード的に入れ替えたり無効にできるところ。
前述の(1)の問題がソフトウェア無しに解消できます。

写真は現在所持しているキーボードを並べてみたところ。
上が今まで使っていたDELLパソコン付属の標準キーボード。
中央が今回購入したリアルフォース。一回り大きいですね。
下はサブパソコン用のコンパクトキーボード。
最初に書いた課題に対する効果。
(1)キーを押す時の違和感があった
→違和感が無くなった
(2)キー入れ替えをソフトウェアで行う必要があり、それに伴う弊害もあった
→キー入れ替えをハードウェアで実現でき、弊害も無くなった
(3)一部のキー操作で2キーまでしか同時反応してくれなかった
→全てのキー組み合わせで6キーまで同時反応してくれるようになった
2万円という価格は安価なパソコンが買えてしまう値段です。
現に今使っているサブパソコンは約2万円(中古ですが)で購入したもの。
キーボードというパーツに2万円かける価値はあるのか?
その解は人それぞれかと思います。
ただ、繰り返しになりますが自分はキーボードというパーツは人間の操作を
パソコン側に伝える重要なデバイスと思っており、これを本当に自分に合う
モノに交換した時の効果は非常に高いと感じています。
今までパソコンのキーボードを特に意識していなかった方は、一度試しに
家電量販店やパソコンショップのキーボードコーナーに足を運んで、色々
な製品を触ってみてはいかがでしょうか。
もしかしたら「こんなに違うものなの!?」って驚くかもしれませんよ。
ちなみに今回購入した108UD-Aというモデルは万人にオススメできるモノでは
ありません。
▽キートップが通常製品と比べてかなり高いため手・腕があまり大きくない
人は使いにくいと思います。パームレストの併用がいいかもしれません。
▽刻印が黒地に黒なためほとんど見えません。
ブラインドタッチ出来ない人は厳しいと思います。
▽カラーは良く言えばマットブラック(つや消し黒)ですが、雑な樹脂という
感じでもあり、見た目の高級感はほとんどありません。
キーボードってほんとにピンキリですので、自分に合ったものをじっくり
選びたいですね。
参考リンク
東プレRealforce108UD-A
キーボード(コンピュータ)Wikipedia
ASCII.JPキーボードのお話
別モデル108UB-Aのレビュー
キーボードの同時押しについて