
ごん太2号は初回点検も無事に終えて走行距離が3000キロを超えました。慣らし運転も一段落といったところですが、TWINAIRエンジンに乗ってみて改めて少し不満に感じるところが出てきました。
イタリア車と言えばお家芸とも言える五感に訴えるエンジンチューニングが有名です。
FIAT500にもそれはしっかりあって1.2リットルの何の変哲もないエンジンでも十分にその気持ちよさを感じることができました。しかし、TWINAIRエンジンに乗り換えてみて思ったのはエンジンがちっとも気持ちよくないのです。それどころかちょっとボロい感さえあります(^^;
★ボロい感その1
2気筒なので振動が出やすいのは明白な事実としてあります。
スムーズに運転したいと思えばある程度エンジンを回してやる必要があり、常に引っ張り気味で運転することを強いられます。高めのギアを選んで燃費運転のような乗り方は基本的にできません。したがって街乗り燃費は悪化しがちです。
シフトもきちんとこまめに入れてやる必要があって、1段飛ばしなどのズボラな運転はご法度です。1.2リットルの時はゼロ発進時以外ではほとんど使うことのなかった1速も、キッチリとシフトダウンして入れてあげないと途端に振動が出るといった具合です。
★ボロい感その2
低速トルクが大きくエンブレも効き過ぎで低速域ではギクシャクしがち。
もしかすると運転の上手いひとなら気にならないのかもしれませんが、私にはちょっと扱いづらいなぁという印象です。スムーズに運転するのが難しいので印象としてのボロい感が増幅されるといったところです。デュアロジック車を試乗したときには低速域での船漕ぎ感はありましたがもう少しマシな印象だった気がするのですが。。。
まあ、端的に言ってもう少し扱いやすいセッティングにできなかったものかという気がします。
フィアットが単に手抜きしたのか、それとも、やろうとしたけどできなかったのか定かでありませんが、少し残念な感じです。これから少しずつ改良されていくのかもしれませんが。。
そんなこんなで『TWINAIRエンジンのボロい感を何とかしたい』ということで少し調べてみると、『減圧バルブレデューサー』というちょっと馴染みのないパーツに行き当たりました。
RED POINTさんのサイトの説明を読むと
・エンジンの回転がスムーズになる
・エンジンブレーキの効きが弱くなる
・エンジンの吹け上がりやシフトチェンジがスムーズになる
とのこと。
これはもしかして私が感じているボロい感の解消にうってつけのパーツなのでは?
ということで早速、TRUCCOさんに問い合わせしてみると店頭在庫がありますとのこと。
それではということでその日の昼休みに早速持ち込んで取付てもらいました。
違いが体感できるのでちょっと試乗してきてみて。と言われるがままにぐるぐるっとひと回り試乗してみると、
なんということでしょう~♪
と人気テレビ番組のフレーズが頭の中でぐるぐるとリピートする感じでした。
★ボロい感克服その1
4気筒並とは言いませんがかなり振動が出にくくなりました。
積極的に高いギアを選んでも振動が出ないので街乗り燃費が明らかに改善されています。
また、ギアチェンジをサボっても車が許容してくれるようになりました。
★ボロい感克服その2
エンブレは確かに弱くなっていて低速域でもスムーズにシフトチェンジができるようになりました。
それでも程よい感じでエンブレは効くので普通に運転する分には全く問題ありません。
全体的に車の挙動がスムーズになり高級感がアップしたような印象です。このパーツはコスパ高いですねぇ~。TWINAIRエンジンに標準で付けてもいいんじゃないかという気さえします。
『クランクケース減圧バルブ レデューサー キット』 オススメです(^-^)
とりあえず、フィアットさんには車をいじる楽しみを残しておいてもらったということにしておきましょうか。
Posted at 2012/09/07 14:28:28 | |
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FIAT500 | 日記