
台湾からのお客様は、我が家に満足していただけたのか???ですが、とりあえず笑顔でお帰りになりました。しかし、ピアニスト(芸術家)は良く眠りますね~(笑)。約10日間いらっしゃいましたが、朝にお会いしたことがありません。。。
さてと、本日の話題は・・・、
ちょっと珍しい車に乗れたので、いつもの能書きを少々(笑)。
珍しい車、「プリウス」。えっ?珍しくない、っていうか多すぎるでしょ!!
そうですね。でも、「Lグレード」なんです。
覚えている方はいないと思いますが、過去にささ錦が酷評したあの車です。その時は、乗り心地を無視した「燃費スペシャルグレード」で、選ぶ価値は・・・・などと生意気なことを書きましたっけ(汗;)
仕事場にたまたま取引先の方が新車下ろしたてのプリウスでいらっしゃいました。「Lグレード」だったので、興味があったのでちょっと乗せてもらいました。
・・・すると・・・
ノ リ ゴ コ チ ガ イ イ びっくりしました!!
自分が覚えている乗り味と全く違っていました。相変わらず燃費スペシャルのタイヤを履いていましたが、空気圧パンパンの嫌な感じがなく、サスペンションのストロークがしっかり採られているのがわかり、プリウスのウィークポイントだった「バタつき感」が少なくなっていました。
一応、確認のため聞いてみましたが「全くのノーマル」でした。
さて、何が変わったのか???
プリウスは、マイナーチェンジを機に「値上げ」されたのはご存知だと思います。「Lグレート」で12万円だったと記憶しています。口の悪い方は、アクアが出たから価格調整で値上げだろ!!なんて仰ってましたっけ・・・。
でも、今回のマイナーチェンジでボディーの大補強がなされたようです。トヨタもプリウスのウィークポイントは認識していたようで、銭のかかるシャシーの補強に踏み切ったようです(あれだけ売れたので銭がかかっても大丈夫でしょうけど)。
つまるところ、ボディーは(モノコックは、と言い換えてもいいし、古くいえば車台の事ね)硬ければ、硬いほどいいわけです。しかし、そこには材質の制約だったり、設計重量の制約だったり、生存空間の確保や、まぁ一番はコストが関わってきます。そこで出来上がったボディーは、色々な妥協の産物で、余程の成功作でなければ「あちらを立てればこちらが立たず」なボディーが出来上がります。
そして、そのボディーに様々なパーツが取り付けられて自動車になる訳ですが、ボディーがしっかりしていなければ「それなりの車」が出来上がります。マイナーチェンジ前のプリウスはそんな車で、殊更「Lグレード」はそれが顕著な車でした。細かいことを言えば、タイヤからの入力がサスペンションに伝わりストロークを始めようとすると、入力を受け止めるべきボディーが変形してしまい、衝撃をサスペンションではなくボディーが受け止めてしまい、結果として乗員に不快な振動(乗り心地)を与えてしまっていた。
今日乗ったプリウスは、一言「ズルイ!!」っていうくらい前の車とは違うようです。巷では、「G’s」のボディーが凄くイイと言われているようですが、ベースの車がよくなったのでG’sがいいのは大体想像がつきます。何しろ、「糞燃費タイヤ(失礼!)」を履いていてもちゃんと奔るし、サスペンションのストロークもしっかりしていて、雨模様でしたが不安感もなく、乗り心地も良く、正直びっくりしました。
私も最近ボディー補強に精を出していますが、やはりメーカーがやると凄いですね。パーツを着けるのではなく、生産の過程で補強をするわけですからスマートで、且つ最大の効果が期待できますよね。
そういえば、12年前に乗っていたセリカの「TRDスポーツM」は生産ラインでボディーの「スポット溶接のポイント増し」をしていた車でした。エンジンは遅かったけど、スポット増しボディーのおかげで評判の良くなかった「スーパーストラット」の悪い癖が出ずに、フットワークが大変よい車でした(その頃スーパーストラットに失望しノーマルストラットに換える人がいたくらいです)。
という改良の事実をカタログに一言も書いていないのは何故でしょう。トヨタもこんなにいい改良をしたのだから堂々と載せればイイのに・・・と思いますが。
前のモデルのオーナーに気を遣った?
12万円の値上げをしたのにタイヤが・・・だったから??
真偽の程はわかりませんが、新しいモデルは良くなって当たり前だし、値上げをしたのなら「どこをどのように改良したのかはお知らせするべきだと思いますがね~。
でも、タイヤだけは納得できませんね。
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Posted at
2013/07/03 22:12:43