
「リアルタイム」
映画にはテーマがあり、テーマを伝える為にストーリーがある。ストーリーには舞台があり、時代背景等の設定があり、演じる俳優達がいる。
映画の舞台は架空の街(サンダーロード)でも、描かれた世界は昭和56年の日本そのもので少年非行が深刻な社会問題と化し、暴走族も身近な存在だったその時代に少年だった俺が感じた衝撃の感動は映画との出会いが「リアルタイム」だったからこそのものです。
>上等じゃねーの!やってやろうじゃねーの!!
良い映画のテーマは何十年経ったって色褪せたりはしませんが、リアルタイムで観た方がより良いはずと…
そう思えるのは「狂い咲きサンダーロード」と15歳の時に出会えたから…
「狂い咲きサンダーロード」は信念を 理想を 意地を曲げずに 折れずに 流されずに 貫き通す事の厳しさと美しさを主演の「山田 辰夫」をメッセンジャーにして当時の少年達に感動と共に伝えてくれました。
>てめえら 今さら ビビったはねーだろっ!
>ざまーみさらせ 百姓!
>変わったなぁ…えれぇ カッコいいじゃねーの!
そんなセリフを良く真似したもんです。
DVDはもちろん、家にVTRも無い時代だったので、「ぴあ」をチェックして、行ける所なら、立石(ミリオン座) 池袋(文芸座) 飯田橋(佳作座) 浜松町(忘れた) 都内のいろんな名画座に足を運びました。
「狂い咲きサンダーロード」の事を思っている時は15歳にタイムスリップできるような…
そんな思い入れから「魔墓狼死 特攻」というニックネームを付けました。
「狂い咲きサンダーロード」
良い映画です。観てない方にはぜひ観て欲しいと思います。
追記
山田 辰夫氏のご冥福を祈ります。
ブログ一覧 | 音楽/映画/テレビ

Posted at
2011/01/12 17:17:42