
もうかなり時間が経ってしまいましたが、東京都大田区にある闇坂を取材してきました。ここはJR大森駅から北西の環七通りにショートカットできる抜け道としてタクシーなどが利用することが問題視されている、いわゆる通過交通問題を抱えています。
スペシャルブロガーでもある清水和夫さん、金子浩久さん、島下泰久さんとともに新たにゼロクラッシュジャパンメンバーに新たに加わった、岩貞るみこさんたちが現場の一方通行道路を実際に歩いて、検証することから取材を始めました。
単に通過するだけなら問題は少ないのですが、ここを走るクルマは、いずれも急いでいるから抜け道に行くわけで、ほとんどのクルマは20km/h制限の坂を勢いよく駆け抜けていきます。通過するのはタクシー以外にも配送車や営業車などがひっきりなしに通過していきます。
歩行中、後ろから結構な勢いで来るクルマは恐怖そのものです。さらにこれに対向から自転車が来たりすると、どちらが車道側に出る? というカオスが生まれます。
この日、取材に応じてくれた「闇坂ゆっくり走ろう運動」という地域の住民運動代表の方にお話を伺ってみました。地域住民以外は通行禁止の制限にするという案などもあったようですが、タクシー業界からの反発で実現が難しいそうです。それでは現在の一方通行路は途中までにして、半分から先は対向側からの一方通行にすることで裏道の有効性をなくせば?という案もありましたが、そうするためにはこの裏道に迷い込んだクルマを逃がすための道となる地域の住民の同意が必要だそうで……。
何かしようとするとそのたびに問題が立ちはだかり、なかなか前に進まないのが現状のようです。
これにはメンバーはいずれも本当に頭を抱えて悩んでいました。近々、取材の様子を映像でお届けします。本当に奥が深いですよ、この問題は。
Posted at 2011/05/31 20:08:22 | |
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