依然として被災されたかたにとって厳しい状況が続いています。しかし、被災地ではないところでも日々交通事故が起きているわけで、ゼロクラッシュジャパンとしては被災地を思いつつ、引き続き事故ゼロを目指した活動を行いたいと思っています。
先日ニュースにもなりましたが、政府による
第9次交通基本計画が発表されました。2011〜2015年までの中期計画ですが、その内容は自動車に限らず、鉄道や船舶、飛行機など多岐にわたっています。
その中身ですが、自動車のかかわる計画として、歩行者、なかでも高齢者の事故を減らそうという方針が明示されました。
以前にも書いたように、運転者の事故死者数が、歩行者の死者数を下回ったのは自動車の安全技術の進化よりも相対的に歩行者側の安全が進化していないということです。歩行者の安全技術ってなんだ?ということになるのですが、それは技術というよりも、インフラの整備やクルマのルールやマナーといえるかもしれません。
その歩行者を守る具体的な計画とは「あんしん歩行エリア」を作って、そのエリアの生活道路の制限速度が30km/hとすることです。これはゼロクラッシュとしても、発足当初から再三提言してきた欧州で導入される「ゾーン30」(生活道路の制限速度を軒並み30km/hとする)が導入された格好で、そのネーミングはともかく、施策自体は非常に好意的に受け止めています。
ほかにも道路や標識の改善なども盛り込まれているのですが、長くなりすぎるので、いずれ取材して改めてご紹介したいと思います。
まったく話は変わりますが、先週、ゼロクラッシュとは別に私が携わっている
スタート・ユア・エンジンズ(Startyourengines.jp)の取材で、ソウルモーターショーにいきました。現地ではまず入国審査の手前からして、「放射能に心配のあるかたはこちらへ」と検疫があり、その後もショー会場で知人の韓国メディアに「たいへんでしたね」と韓国でも大きな話題になっていました。この大災害に日本がどのように対応するのか、もちろん韓国だけではなく世界が注目しているのを感じました。
Posted at 2011/04/03 16:26:55 | |
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