さて、前回はホンダMBX50、となればやらねばなりますまい。
ある意味究極のスポーツフィフティですfromスズ菌!!
【SUZUKI RG50γ】
「スズキ リアルゲイ50ガマン汁!!」
すんません何でも無いです・・・
「スズキ RG50ガンマ」です、はい。
先代のRG50E
これですな、空冷2サイクル単気筒を搭載していました。
こちらはいわゆる「ザリ」(ザリガニ)の流れを汲んだスタイルでしたが、1982年に水冷2サイクル単気筒を搭載した
RG50ガンマが発売されました。
実は、ガンマシリーズで一番最初に発売されたのはこの50ガンマだったのです。
初代50ガンマのカタログ、当時のスズ菌ワークスライダーである、イタリア出身のフランコ・【ウンチーニ】が真ん中に。
えっ?、ワザワザ【ウンチ】ーニを強調しなくてよろしい?、それに読み方はウンティーニだろですと?No No No No (イタリア語だとNoは「ノー」ではなく短く「ノ」、ですからノノノノになります)
彼の名前の綴りは「Franco Uncini」、チは「Chi」だからやはりウ(ピー)チとは違うだろと思い込みがちですが、イタリア語だとChiの綴りの発音は「チ」ではなく「キ」となります。
イタリア語でのチの書き方は「Ci」なのです、よって読み方は「ウンチーニ」が正解!!(弾丸論破!!)、まあ、名前のわりには運が悪かった人でしたけど(レース中に転倒して、後続のガードナーに後頭部を轢かれました、ガードナーは後で「コース上にウ(ピー)チが落ちてた!!、ウン(ピー)を踏んで転けてしまった!!と・・・(嘘)」)、余談が長いなオイ。
では、毎度のスペック
水冷2スト単気筒リードバルブ、排気量49cc、最高出力は7.2馬力です。
角パイプダブルクレードルフレームを持ち、8000rpmまで突き抜けるように回るエンジンはとても気持ちが良いものでした。
スピードメーターは95kmまで刻まれていましたが、簡単にそれを振り切ってしまいます、それぐらいパワフルなエンジンでした。
まあ、ノーマルだと実測で90km前後だったそうですが、いや、あの、これ原付バイク・・・(^_^;)。
しかし・・・MBXもそうでしたが運輸省(現、国土交通省)にその過剰な性能と速さが睨まれてしまいます。
また、この頃は原付による若者の死亡事故が増えてしまったのです。そのため、原付バイクは60km制限をかけられてしまいました。
ご多分に漏れず、ガンマにも60kmリミッターが装着されてしまいます・・・が、スズ菌さんはホンダさんみたいに真面目ではありませんから(むしろ変態ですから)、馬力はそのままで、点火の調整で(つまり、ある回転域に達すると通電をカットしていた)スピードを抑えていたんですねこれが。
はい、皆様御唱和願います。
「リミッター?、そんなもん切るためにあるんやで」。
まあ、「43Ωの抵抗」とか絶縁テープとかアレとかコレとかをあーしてこーしてトータル1000円もかかりません。アッサリとリミッターカットが可能なんです。
オプションのサイド、アンダーカウルを装着した状態がこれ。
250ガンマ(初代)と似たような感じになります。
尚、裏技ですが先に書いたRG50Eのフロントホイールがほぼボルトオンで装着できます、ノーマルのホイールに飽きたらいかがですか?。
そして、ご存知でしょうか?、1型からなんと4型まであり(マイナーチェンジのみ、フルモデルチェンジは1回もしていません)、最終的には2000年までカタログモデルだった事を。約18年間作り続けられた事になりますね。かなり息の長いモデルだったのです。95年に事実上のネイキッドモデルであるウルフ50も販売されましたが、しばらくは並売されていました。
さて、中古市場ですが。
下は13万円あたりから、上は27万円あたりと幅があります。タマは他社のより多いほうなので探せば走行6000kmなんて極上がありますよ。尚、ウルフ50も中身的にはほぼ同じバイクです。
スポーツフィフティの名に恥じない装備や性能で登場しましたが、やはり時代に翻弄されてしまったバイク、それが50ガンマかと。
60にボアアップして小型登録して乗る方が楽しいかも、イジるならスガヤのチャンバーは必須アイテムです!!。
まあ、超珍車である外観から全く別物の80ガンマもあるんですが
これはまたそのうちに。
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2018/01/28 08:13:36