今回は、お初の国南米はブラジルから。
もうこれでピンときた方もいるかも、あの国で有名なバイクと言えばこれぐらいですからね。
【Amazonas Motocicletas Especiais Ltda. Aug.(AMC) Amazonas】
「AMC アマゾネス」です。
駄菓子菓子、このバイクは調べてもあまり詳しい詳細が出てこないんですわこれが(-"-;)。
とりあえず(おおよその)スペック
空冷水平対向4気筒OHVの1600cc、馬力は56psほど(もう少し馬力がある説もあります)
このスペックであれっ?っと思ったあなたは、空冷VW乗りですか?。そう、VWビートル(タイプ1)の1600ccエンジンです。なんとそのミッションまでがそのまんまバイクのシャシーに乗っかっているんですよ。
おおよそ(ばかりですまぬ…すまぬ…)1978年~1980年代までは作られていた?、会社としては途中1990年代にはTMCという名に改名した…模様(すまぬ…)。
車重は「乾燥」で386kgもあります、装備重量だと400kg台中盤ぐらいだとか。
この重量で56ps…でも、この年代のブラジル製VWビートル(タイプ1)だって800kgぐらいはありますからね、現在なら軽自動車(NA)の感覚かと。
当時、世界最大のバイクでした。そして、バイクに車のエンジンをそのまま載せるタイプのハシリがこのアマゾネス。今ならボスホスやカノンなど色々とありますけどね。
意外と振動が少ないそうで、その重量から安定感に溢れていて乗りやすいそうですよ、降りて押すなどの行為をするには重すぎますけど。
しかし、前記の通りビートルのミッションも流用しているので、バックギアが装備されています。
流石にこの車両重量では押して下げるのは大変でしょうし、必須アイテムかと。
子供の頃って「世界最大」というフレーズには胸がときめくものですよね。ご多分に漏れず、このアマゾネスには胸がときめいたものです。
しかし、流石に見かけなかった…(当時、普通乗用車ぐらいの価格だったとか?)
ところが、昨年秋にある道の駅で、生まれて初めて「実物」を目撃したのです。
デカい…、しかし案外静かでした、かえってビートルのほうがうるさいんじゃないかというぐらい。バイク化でエキマニが等長になっているからかも。
子供の頃の憧れに遭遇して、思わず感動しました。
現在、中古価格はほとんど「ASK」(応談)です。
Posted at 2015/03/15 08:11:37 | |
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