今回も…カワサ菌がアウトブレイク中ということでw。
【Kawasaki GPz1100】
カワサキ GPz1100でありや~っす。Zが小文字は空冷エンジンの証です。
まず最初に、このバイクにありがちな「勘違い」の是正を。
【GPz1100には「F」はありません】
400と750にはF(GPz400F、750F)があります。この流れで1100にもFがあると思われがちですが、実はありません。
何故か?それは川重さんに聞いてみないと…。
スペックターイムショック!!
デビューは1983年。1985までの生産で割と短命でした。
空冷4ストロークDOHC2バルブ直列4気筒の1089cc、馬力は120psです。
なかなかのスペック…しかし、乾燥重量で245kg、更に全長が2400mmを超えます。
巨体です、まさに(川崎)重工長大です(字が違いますが)w。鉄の塊に乗ってる実感が味わえます。
馬力としては当時の他社の大型スーパーバイクと肩を並べていますが、その巨体と重量でスポーツ性はお世辞にも…。
しかし、このクラス初のインジェクション(DFIといいます)装備でエンジンのピックアップ自体は結構鋭いそうです。ただ、このインジェクションが泣き所になったりもしますが、故障も多いのです。
デザインは当時は「カワサキらしからぬ」(酷いなw)とまで評価された流麗?なスタイル。GPz750ターボ(過去記事にあります)からの流れですが。
走り出せば重心が高く、しかも重いから取り回しも大変、しかし空冷らしい荒々しいサウンドや、重量からくる直進安定性の高さでツアラーとしても使えます。
メーターの一部に液晶表示があり当時としては高級感に溢れていたりと、ん~、ちょっと方向性のわかりにくいバイクかも。
でも、コイツをイジって乗ると迫力ありますよ。やるならアンチノーズダイブキャンセル、ブレーキ強化とホイールの前後17インチ化、マフラーはKERKER(カーカー)のメガホンタイプの集合管が定番。
外観はヘッドライトルーバーが欲しい所、バーハンドル化は…お好みで。
勿論お尻は上げて、リア周りが野暮ったいので長いリアフェンダーは撤去、シートは段付きシートに、コルビン(これもアメリカ製)あたりがいい感じかと、デカいから短足さん(私みたいなの)には辛そうですし。
短命なバイクでしたが、当時の最後の空冷カワサキ。GPZ900Rなどの水冷バイクへの橋渡し役を勤めました。
Posted at 2014/12/27 08:01:46 | |
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