
また台風ですね。 何も被害が無いといいんですがね。
さて、2003年のR170-SLK230Kompressor は車名の通り2300ccなんですが、以前乗っていた2005年のW203-C200Kompressor-SWは1800ccでした。 C200の方が後継の新しいエンジンだったんですが、500ccの差は大きいです。
197psに対して163ps、車重1380kgに対して1540kgですから、PWR(パワーウエイトレシオ)で比較すると7.00:9.44で、もう圧倒的にSLKの方がパワフルです。 実際にフル加速してみると違いは歴然ですね。 それなりに速いです。
これまで乗っていたBMW328iのPWR:7.87と比べても少し速いです。 でも、加速フィーリングは断然328iの方がいい。 直6エンジンのスムーズな回転も音も官能的だったりします。 SLKのエンジンはDOHCにしては少しかったるくガサツです。
BMWはアクセル踏み込めばレッドゾーンにちょこっと入ってくれちゃったりして、これまたスポーツっぽいんですよね。 ところがSLKは、6200rpmからレッドゾーンなんですが、ベタ踏みしてもまずレッドゾーンへは突入しません。
ほぼ6000rpmで頭打ち、余計なお世話でシフトアップになります。 そういう意味ならSLKじゃなくてBMWのZ3とかをチョイスすれば、屋根も開くしドライブフィールがスポーツってことになるんでしょうがね。
でもいいんです。 エンジンフィールが多少ガサツでも、何てたってフルオートで屋根が開くんですから、それも幌じゃなくてメタルトップの屋根がね。 たった25秒でトランク内に収まること、そこにSLKの価値を感じる訳で(笑)
パワー的にもそうですが、ロングノーズショートデッキのスタイルからもSLKはスポーツカーそのものに見えます。 でも、その実態はスポーツカーじゃないんですよね。 実際に乗ると判るんですが、所謂メルセデスベンツ的なフィーリングです。
セダンよりも少しシャープながらハンドリングもそうだし、て言うか、ボディサイズのせいでそう感じるだけかも知れませんが、それと、多少硬めながら乗り心地にしても往年のメルセデスベンツそのままなんですよね。
見てくれスポーツカーといえば、同年代のポルシェのボクスターを借りて運転したことがあったんですが、あっちの方がまだスポーツカーしてます。 パワーは大して無かったけれど、乗り味がね間違いなくスポーツカーなんですよね。
スペック的には2700ccで228psのPWRが6.00ですから、それに一応はポルシェのエンジンだし、SLK230よりは速いはずですが、ただスポーツしてますから当然高回転型エンジンで、ピークパワーが6300rpmなことと、SLKのフラットトルク28.6kg/3000~4600rpmに対して、26.5kg/4700rpmでしかないので、普通に走る分には少しかったるいクルマでした。
もしも10年前、まだ若い頃だったらポルシェのスペックの方が好みだったと思います。 でも、もう純粋なスポーツカーは要らないなって思ってて、だって、腰に悪いもん(笑)
その点SLKは乗り心地が硬過ぎずにちょうどいい。 で、スタイルもパワーもほどほどにスポーツカーしてるんで、自分としては文句無しな訳です。 オープンでもクローズでもカッコイイ車はなかなか無いです。
画像は懐かしいW203-C200Kompressor-ステーションワゴンのコクピットです。 ゲート式シフトじゃなくなってますね。 シート座面はお尻の収まり具合も奥行きもあって、SLKの方が座り心地がいいかな。
でも、SLK230はC200と違ってパワーシートじゃないのが残念、て言うか、あれは微調整がきいて便利なんだよね。 インパネはウォールナットの本木目で豪華ですけど、直線的でなんとなくクラシカルなSLKのアルミパネルの方がカッチョエエです。
かなりSLKに惚れこんでますね。 重症です(笑)
さてと、ただ今の時刻4時35分、これから軽く早朝ドライブに出かけてきます。
Posted at 2011/09/18 12:41:19 | |
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