
先日、近代F1はエイドリアン・ニューウィとジョン・バーナードがトレンドだって書きましたので
ニューウィ特集やってみます。(*^_^*)
ニューウィは大学でエアロ力学を学び、エアロエンジニアとしてフィッティパルディF1チームでハーベイ・ポスルスウェイトの下で働きます。
ポスルスウェイトとは、126Cやティレルのハイノーズ019などを設計した人ですね。(後で出てきます^^)
その後、イギリスのマーチに入りF2などいろいろ手がけますが、最初に成功したのはCARTの85Cでした。
それでもF1をやりたかったニューウィはF1新興チームを渡り歩き、またマーチに復帰。
そして1988年、バブル絶頂期にF1処女作レイトンハウスマーチ881を設計します。
当時F1は1.5Lターボ全盛でしたが翌89年から3.5L-NAに変更され、88年は混走が認められ非力なNAでの参戦でしたが、弟16戦の鈴鹿ではマクラーレンホンダのプロストを一瞬抜いてNAで始めて1周のみですがトップ周回を記録します。
それくらい車は良かったんですね。(^^;
空力の天才であるニューウィは翌89年にもっと空力を突き詰めたCG891を開発しますが、静止状態では抜群のエアロも走行時のピッチングなどにナーバスになると言う失敗をおかし低迷し、翌90年にマーチを去ります。
ただ、これはウィリアムズの引き抜きでもあったので91年に史上最強とも思われるFW14系の設計へと繋がります。
このFW14譜系はウィリアムズではありますが完全にニューウィのコンセプトで作られています。
なのでウィリアムズの前作FW13よりもニューウィの前作マーチ881に似てるんです。
なかなか同じようなアングルの写真が見つけられません・・・(^^;
模型で比較されてる方のを拝借。(^^;
また、ティレル019でトレンドとなった感じのハイノーズですが、
実は88年の881で既に導入してます。
またこれものちのレッドブル譜系に繋がるんです。(^^;
このモノコックの先端を摘んだような感じがたまらんのです。(^^;
その後、FW14B、FW15と成功して、FW16を迎えます。
この年94年はアクティブサスペンションが禁止になり姿勢制御が出来ないまま、またエアロを優先させナーバスな車になる。と言う失敗を繰り返します。(^^;
その後、マクラーレンに引き抜かれそこそこ成功するも、制約多いマクラーレンを出てやりたい放題出来る新興のレッドブルに入ります。
そして完全な時代の申し子となるわけです。(^^;
レッドブルの活躍は今さらなので割愛ですが、やっぱりエアロって事で
レッドブルのきもはやっぱりこの前傾でしょう。
いろいろな解説が付きますがどれも完全ではないような。
ここはニューウィにしかわからないのかも知れません。
普通に考えれば、この異常に高いリアの車高はメカニカル的には不利なはずです。
明らかに空力、すなわちダウンフォースを得るためだと思います。
FIAの思惑で90年代のイメージ復興で擦り板がマグネシウムなど金属になって派手に火花が出るようになりましたが、擦ってる所が昔とは大違いです。
昔は後ろを擦ってましたが、今は運転席のお尻の前辺りが擦ってます。
低いところがぜんぜん違うんですね。(^^;
基本的にはベンチュリー効果でダウンフォースを得るんですが、渦を上手に使うのがポイントの要です。
っと言うことで、長くなったのでこの辺でやめておきますが、80年代から今日までこのおじさんがトレンドであることは間違いないようです。
そして今でも手書きらしい。(^^;
バーナード編もやりたいな。(*^_^*)
Posted at 2016/09/16 11:16:19 | |
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