ドアミラークローザーが、自動では正常に作動するものの、手動では作動しなくなったという不具合が発生した為、点検修理を依頼する為にDから代車を借りる事になった件は、
凄い代車!(*_*)のブログでアップしましたが、その代車:LS600hLに乗ったインプレをアップします。
LS600hLといえば、特殊なLF-Aを除いて、レクサスで最高峰の車種(グレード)で、金額も約1500万はする車ですが、最初は本当にそんな車が借りられるのかと不安でしたが、SCが「空いているから大丈夫ですよ」と言って貰えたので、お言葉に甘えて借りる事にしました。
本来は火~水曜の2日間の予定でしたが、無理をお願いして日曜の夕方からの4日間お借りする事になりました。
まず、代車の鍵を借りて車に近づいてLS600hLを見ると、「デカイ!!」と思いました。黒のLSは良く見るのですが、白のロングだけあって余計に大きく見えました。通常のLSよりも長さが10数cm長いらいしのですが、その数値以上に大きく感じました。(自宅車庫にはカーゲートが付いているのですが、ボディが長すぎてゲートが閉められませんでした(汗))
(Dで代車を借りる際は)子供も居たのでMyCTからチャイルドシートとジュニアシートを移設しながらリヤシートを見ても、足元の広いこと!!(驚) 足元はCTの3倍は有るのでは?と思いました。勿論、シートは革張り。シートだけでなくあらゆるところが革張りで、ダッシュボードも革張りでした。
始動する為にスタートボタンを押すと、最初はハイブリッドシステムが作動した「キーン」という音がしたのですが、直ぐにエンジンも掛かり、「ブオーン」と大排気量(5000cc)特有のエンジン音が響き、「これがLS600hLか~」と思わずうなってしまいました。
その後、SCから「ボディが長いのと、直ぐにスピードが出てしまいますので、その点だけは気をつけて運転してくださいね」と。
それから水曜日の夕方まで4日間で約180km走行して気付いた点や驚いた点を下記にアップします。
(1)スマートエントリー機能が全てのドアにある
前席だけでなく、後席のドアにもスマートエントリー機能が有りました。
このクラスの車なら普通なのかも知れませんが・・・。
(2)パーキングブレーキが無い?
DでLS600hLに乗り込み、「さあ運転するぞ!」と走行しようとしても足元にパーキングブレーキが有りません。ステアリング周辺にボタンやレバーも有りません。慌ててSCを呼んで確認すると、シフトノブを「P」から「D」に入れれば自動でPブレーキが解除され、「D」から「P」に入れると自動でPブレーキがONされるとのことでした。
(3)半ドアでも自動で閉まるイージークローザー機能が全てのドアに装備
運転席が半ドアでも自動で締まる機能があるのは想像できましたが、助手席や後席ドアの全てにイージークローザー機能が装備されていました。
(4)スイッチ(ボタン)が非常に多い
運転席から車内を見渡すと、やたらとスイッチが沢山有り、どんな機能のスイッチなのか文字や絵柄では想像付かないものも沢山有りました。前席周辺で見えるものだけを数えてみたら、94個も!
(5)COMFORTサスボタンは「フワフワ」で、船に乗っている感じ
サスにはSPORT/NORMAL/COMFORTの3種類の設定がありますが、NORMALでも柔らかめなのですが、COMFORTにすると車がフワフワ浮いている感じがして、まるで海面に浮いた小船に乗っているかの様な感じでした。ずっとこのモードで乗っていると酔ってしまうかも。
(6)強加速時のエンジン音はアメ車の様な・・・
やはりこのLS600hLの加速がどの様なものかを確認するのが一番の関心事だったのですが、高速走行時にPOWERモードにしてアクセルを強く踏み込むと、アメ車の様な「ボォ・・・」という重低音(勿論、音は小さいが)がして、海外のリゾート地のアメ車の送迎ワゴン車の様に燃費が悪そうな音がしました。
(7)サスはSPORTにしてもハンドリングがイマイチ
CTの足と比べるのもどうかとは思いますが、サスをSPORTモードにしてもハンドリングがイマイチで、高速のランプ部などでは車が膨らんでしまうし、レーンチェンジは不安定な感じ。
(8)助手席ヘッドレストがボタン一つで自動格納しシートが前へ移動
運転席や後席からボタン操作できるのですが、左後席の足元を広くするにはボタン一つで助手席のヘッドレストが自動的に前側に倒れ、シートも前方へ移動します。ただ、この状態でも助手席のドアを開けるとヘッドレストは元の位置に自動的に復帰しました。
(9)リヤシートにはマッサージ機能やオットーマン機能も
運転手付きで乗る様な車なだけに、後席にはマッサージ機能やボタン一つで足元が上がるオットーマン機能も装備。
(10)ドアミラーが格納される時の音は安っぽいガサついた大きな音
意外にショボイと思ったのは、ドアをロックしてドアミラーが閉まる時の音は、安っぽいモーター音がガサついた安っぽい音がしたのはビックリ。
(11)リヤドアの小窓にも自動開閉カーテン
後ろの窓は勿論、後席の窓には自動開閉カーテンが装備されています。後ろの窓のカーテンは閉まっていてもバックギヤに入ると自動で開きます。驚いたのが、後ろのドアの窓の小窓にも自動開閉カーテンが装備されていました。
(12)オーディオはマークレビンソン
オーディオを良く見ると、マークレビンソンのマークが有りました。ただ、音は・・・、思ったほど良くは無かった気がしました。
(13)運転手がよそ見していると警告を鳴らす装置がステアリングの上に
メーターとステアリングの間に、走行中に運転手がよそ見していると警告をならすセンサーが有ると。SCによると、これを故意に鳴らそうとしてもなかなか鳴らせないと。
(14)平均燃費8.2km/ℓ
今回は約180kmを走行しましたが、この間の燃費は8.2km/ℓ。約2/3が高速で約1/3が下道なのですが、このクラスの車としては良い方なのかな?
(15)シートベルトファスナーにも照明が
後席のシートベルトファスナーにも照明が付いていて、暗い中でも良く見えました。
(16)60km/hまでの加速感は CTのPOWERモードの方が上
LS600hLをDに返却して、MyCTでDを出る時に、排気量の差による加速不足感を感じてしまうことを予想して、CTをPOWERモードにしたのですが、LS600hL時と同じ様にアクセルを踏むと、CTのPOWERモード時の方が遥かに強い加速感を感じました。ただ、それは60km/hまでですが・・・。
(17)TVのアンテナ感度が悪い
私の自宅周辺はTVアンテナの受信感度が悪いのですが、CTは何とかワンセグに切り替わりながらも何とか見れますが、LS600hLではワンセグもダメで音声も途切れてばかりでした。アンテナ感度は明らかにCTの方が上な様です。
以上が、LS600hLを4日間乗って私なりに感じた点をピックアップしたのですが、あくまで私が感じた感想なので、参考程度に留めておいて下さい。
CTを購入してから「いつかは『LS』と『IS-F』に乗ってみたい!」という夢が有ったのですが、意外と早く『LS』には乗ることが出来ました!(^^)!。その夢の車に乗ってみた上での感想は・・・、「やはりCTの方が良いな!」でした(^_-)。 LSの乗り心地の柔らかさが身体に暫く残ってしまい、CTに戻っても3日程はCTの乗り心地が硬くて、逆に不快にも感じてしまいました(汗)。やはり、『LS』は大きすぎるし、高すぎるし、身分不相応ですからね(^_^;)。
代車を借りたきっかけとなったクローザー不調の原因は、スイッチ配線根元の「コネクタの勘合不具合」(押し込んだら直ぐ完治)という、単純な原因でした。その為に、LS600hLの代車を借りて180kmも走行し、CTの洗車までして貰い、何か申し訳ない様な・・・、複雑な感じでした(・_・;)。