2011年08月11日
今年3月に納車され3000キロ程度走って慣らしも終わった5月ごろから
低回転、一定速度での走行時にエンジンからカラカラとノッキング音が。
ためしにハイオクを入れると音が消えるのでディーラーで見てもらったが
コンピュータのデータ上では異常なしとのこと。
仕方がないのでそのままハイオク入れて乗っていた。
猛暑の続いた7月はエアコン効かせて窓を閉めていたので気がつかなかったが
涼しい日に窓開けて走ると以前よりもノッキング音が大きくなり音の出る回転域も広くなった。
まだ6000キロ程度の走行である。
ちょうどディーラーから6ヶ月点検の葉書もきてたのでちょっと早めに点検兼ねて見てもらった。
我がデリカのノッキング音を聴いてもらうと確かにほかのデリカよりも明らかに音が発生している
とのこと。
偶然にも担当営業もメカニックもそれぞれデリカD:5オーナーであった。
数日かけて徹底的に調べてくれた。
コンピュータの診断情報ではエラーは出ていないとのこと。
しかしノッキングの出やすいゆるい坂道で我がデリカのコンピュータのログを取り、
販売店の試乗車のデリカを同じ場所まで持ってきて同条件でのログを取り、それぞれのデータを比較し何が違うか調べてくれた。
結果、EGRバルブの開閉の動きが2台を比較してみると違うのが相違点でそこがあやしいという見解。
正常の範囲内の動きではあるが・・・もしかしたらというメカニックの読みでEGRバルブを交換してくれた。
読みはバッチリあたった。
現在レギュラーガソリン入れて坂道をどんなにゆっくり上ってもまったくノッキングをしなくなった。
走りも快適である。一定の速度からアクセル踏み込んで加速するときの反応も早くなった感じだ。
デリカのノッキングはあまりないのトラブルとのことでメカニックが事例のない症状の原因究明に対する執念や対応は脱帽ものである。
以前他社の車でもノッキングが出てたがそのときの対応はまったく違った。
その車はコンピュータ上でエラーがないとのことでそれ以上の追跡調査をしないでカーボン除去剤
を入れ、プラグチェックしたのみでこれ以上の対策はできませんと言われた。
とたんにその車に対する信頼感が薄れ「長く乗る車ではないな」と感じた。
自動車メーカーは完璧を目指して生産していても大量生産の工業製品である以上、規定の範囲
内のぎりぎり合格品もあるのも当然である。
それでよしとして我慢して乗ってもらうか?
それともよい方向にきちんと修正することができるか?
そこの対応こそが販売店やメーカーのホスピタリティーではないでしょうか。
今回、いいメーカーといい販売店とメカニックに出会えたことが確認できてうれしく思えた。
デリカを買って良かったと心底感じました。
Posted at 2011/08/11 17:36:26 | |
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