
■『オーケストラで歌う青春ポップスコンサート』
3月20日(日) 開場 PM3:30/開演 PM4:00
福島県棚倉町「棚倉町文化センター」(倉美館)
●出演
太田裕美、庄野真代、渡辺真知子、N響団友オーケストラ(16名編成)
ドキドキドキ…!!!
照明が落とされ、いよいよN響団友オーケストラの一団が音を奏で始めました…!
ホール全体が揺れるかの如く響き渡る音色、やっぱり迫力が違いますね…!
しかし、その楽団に負けない迫力で、3人娘が歌いながら登場したのです…!
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満員御礼の観衆の大きな拍手が飛び交う中、ステージ左袖から…、
太田裕美さん、庄野真代さん、渡辺真知子さんの順で姿を現しました…!
オーケストラの伴奏で3人娘が出だしで歌っているのは、化粧品のCMで使われた真知子さんの、
♪「唇よ、熱く君を語れ」
です…!
3人のハーモニーがとっても綺麗いだし、息がピッタリ合っていて素晴らしい…!
歌い終えると、ひとりづつ自己紹介となりました…!
【3人娘MC①】
真知子『私、年女なんです!』
裕美『確か48だったわよね。』
真代『そんなウソつくと後、で恥かくわよー』
2曲目は、これまた化粧品のCMで使われた真代さんの、
♪「Hey Lady 優しくなれるかい」
です…!
三者三様といいますが、本日の3人娘の衣装、それぞれの個性が現れていますね…!
向かって左の裕美さん、今日の衣装は、真っ白なドレス姿です…!
やっぱり、彼女には白いドレスが一番よく似合いますね…!
両耳に透明感のあるイヤリング、足下はかかとのあまり高くない真っ白なヒールのようです…!
真ん中に立つ真代さんは、朱色の衣装にパンツ、右側の真知子さんは、花柄が入った黒いドレスです…!
【3人娘MC②】
真知子『歌ってると、すっかり70~80年代になりますね!
この3人で私が一番若いんです!』
裕美、真代『結婚してないのは、無印良品ね。』
3人娘『3人でこうして歌う日が来るなんて当時は想像出来なかった、皆さんのお陰です。』
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裕美さんのキリンオレンジのCM曲、
♪「南風 -SOUTH WIND-」
を皆で歌って、3人娘で歌う曲はお休み…。
ここからソロの時間です…!
若い順番ということで、トップ・バッターは渡辺真知子さんです…!
1.「迷い道」
2.「ブルー」
3.「命のゆくえ」
4.「かもめが翔んだ日」(スペイン語バージョン)
5.「歌って歌って恋をして」
真知子さんは元気一杯で明るく、とにかくパワフル…!
声量が、オーケストラに全く負けていません…!
また、被災地から贈ってもらった鮭の話など、とっても楽しいトークが炸裂しました…!
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ここで、青系のドレスを纏ったスリムな庄野真代さんが登場です…!
2人でマチュピチュを旅した話になり、高地ならでは酸欠の話が興味深かった…!
そして、庄野真代さんのソロの時間です…!
1.「飛んでイスタンブール」
2.「モンテカルロで乾杯」
3.「アデュー」
4.「月夜のワルツ」
5.「Be yourself」
真代さんは、大人のムードたっぷり…!
オーケストラ用にアレンジされた曲が、異国情緒を醸し出します…!
また、デビュー当時のエピソードなどを懐かしそうに話してくれました…!
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そしていよいよ、太田裕美さん登場…!
本日の裕美さん、お色直しは…、
まるでクマモンをイメージさせる、黒地にまっ赤な水玉模様の可愛らしいドレス姿に…!
「かわいい~!」と、会場の女性客達から、思わず声が上がりました…!
イヤリング&ネックレスはキラキラ光る赤色、足元は黒いブーツのようです…!
【太田裕美さんMC①】
『真代さん素敵ですよね。
昔、クラスに真代さんみたいな人がいて憧れていたんです。
私も大きくなったら、あんな体型の女性になりたいって。
大人になったけど、チビのままなんですよね。
全然変わんなかった(笑)。
それから、音楽の仕事は良いなと。
幾つになっても、年齢を超えても出来てね。
音楽は素晴らしい。
では、「木綿のハンカチーフ」、ではありません(笑)。
次に出来た曲です、聴いて下さい。』
■♪1.『赤いハイヒール』(1976)
【太田裕美さんMC②】
『棚倉町に来たのは、初めてです。
昨日まで沖縄だったんですけど、
朝9時にホテルを出て、飛行機に乗りました。
沖縄から帰る途中、乗った飛行機が気流に巻き込まれて、
自宅に着くまで5時間掛かったんです。
そして今朝自宅を出て、こちらに来るのに5時間掛かりました。
棚倉町は、沖縄と同じくらい遠い処なんですね(笑)。
こちらに来たら梅が咲いていて、のどかですね。
ここから客席を見ると、マスク姿が多くて
マスクがビビビビッといますね。』
■♪2.『九月の雨』(1977)
【太田裕美さんMC③】
『最近、ある新聞のデジタル版で「あなたの好きな筒美京平ソングは?」というランキングがあったんですが、
そしたら1位「木綿のハンカチーフ」2位「また逢う日まで」3位「飛んでイスタンブール」だったんです。
私の作品は、デビュー曲の「雨だれ」から、
「たんぽぽ」「夕焼け」「木綿のハンカチーフ」「赤いハイヒール」「最後の一葉」「しあわせ未満」「恋愛遊戯」「九月の雨」と、
ずっと作詞が松本さんで、作曲が筒美先生なんです。
今の私があるのはそのお陰です。
その作曲家、筒美京平先生に感謝を、と思って出したアルバムが「tutumikko」なんです。
次の曲は、その中から歌います。』
■♪3.『ROMANTICが止まらない』(1985・C-C-B)
【太田裕美さんMC③】
『如何でしたか、今日はオーケストラの演奏ですが、
C-C-Bの曲も、アレンジが違うと変わるものですよね。
ところで、今更なんですが、
次男の猛反対を押し切って、私もTwitterを始めました(笑)。
良いとか悪いとか、やってみないと判りません。
そこは大人になって、上手にやるということが大事ですね。
でも日本中と、いや世界と繋がるって凄い。
いつも新しいことに挑戦していきたいと思います。
今度の曲なんですが、私のもう一人の育ての親、
大瀧詠一さんのです。
亡くなってから、大切な人だったと気付きました。
大瀧さんの作ってくれた歌を歌うことが、
私に出来る恩返しなんです。』
■♪4.『さらばシベリア鉄道』(1980)
【太田裕美さんMC④】
『私の元気のもとは、愛犬小太郎なんです。
本当は高村光太郎から光太郎とつけたかったんですが、
息子が友達の名前と同じだからイヤと言うので、小太郎に(笑)。
小太郎は5才になるんですが、じつは震災のあった年に生まれて、
福島県の小野町から引き取って来た子なんです。
ですから、小太郎が2才になれば震災から2年、3才なら3年と。
そして5才になったので、震災から5年経ったということなんです。
小太郎がいる限りずっと、小太郎がもし亡くなっても、
小太郎を思うときは福島を、震災を決して忘れないと思うのです。』
■♪5.『木綿のハンカチーフ』(1975)
裕美さんは、その仕草といい、お茶目さといい、やっぱり可愛い…!
そして若い…!
3人娘の中では最年長のお姉さんですが…、
私はここに来る前、きっと真知子さん真代さんのパワーに負けちゃうんじゃないか??
と、も思いましたが、いえいえそんな心配は全く不必要でした…!
そして、裕美さんのオーラが違う…!
ここ数年はとくに、母性愛に溢れているというか…、
素敵…!
堂々と歌い上げる迫力は、オーケストラの響きすら全くもって勝ってました…!
お馴染みのヒットソングを、その小振りな体の全身を使って表現すれば、
会場は興奮の坩堝と化したのです…!
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やがて裕美さんを挟むように、両側に真代さんと真知子さんが再び登場…!
ここからフィナーレに向け、3人娘が歌います…!
真代、真知子『予定時間を、だいぶ過ぎているようです!』
裕美『あした休みだし、大丈夫よね(笑)。』
♪「イエスタディ・ワンスモア」
♪「翼をください」
3人のハーモニーは聴いていて心地良いし、息がピッタリ合っていて素晴らしい…!
きっと普段から仲良しなんだろうなぁ…!
歌い終えると3人は肩を組合い、ダンスを踊るかのように笑顔でステージを後にしたのです…!